1TBじゃ足らねぇ!!
ということで久々にSSDの換装をしようと思ったらいろいろと状況が変わっていたのでやった事のメモ。
1.クローンディスクのフリーソフトが減った!!
昔はディスククローン系のフリーソフトはいくつかあったようなイメージなんですが
片っ端から有料になってますね。。。
月額4000円のサブスク、を1か月でやめるという感じなら
まあクローンディスク作成に4000円の作業料というイメージでナシじゃないな……とは思いつつ、
どうにかフリーでやる手段を探す。
1-1.Clonezillaを見つけた。
The Free and Open Source Software for Disk Imaging and Cloning
無料でオープンソースだってさ!!
システムドライブのクローンなので、WindowsOS中でのクローニングは多分難しいので
USBメモリにClonezillaをインストールしてブータブルにする手法を採用。
1-1. Clonezillaのブータブルメディアの作成
色んな解説サイトには、Rufusなどのブータブルメディア作成ツールの使用が推奨されていましたが
公式のドキュメント見ると、USBメモリにデータを入れるだけでブータブルメディアになるって書いてあるんですよね。
- Download the amd64 (x86-64) version of Clonezilla Live zip file.
- If you already have a partition of at least 500 MB in size on your USB flash drive formatted with a FAT (not NTFS) file system then skip to the next step (3).
Otherwise create at least a 500 MB partition on your USB flash drive and format it with a FAT16/FAT32 (not NTFS) file system.- Use unzip tool, e.g., 7-zip, to extract all the contents of the zip file to the FAT16/FAT32 partition on your USB flash drive. Make sure you have extracted all the directories and files, including the “.disk” dir and the files under it. Keep the directory architecture, for example, file “GPL” should be in the USB flash drive’s top directory (e.g. G:\GPL).
- That’s all. You can boot this USB flash drive on a uEFI boot mode machine.
要するに
Fat32でフォーマットしたUSBフラッシュメモリに、
Zip内のすべてのファイルをそのまま展開すれば、uEFIブート対応ならそれだけで起動できるよってこと。
“.disk”という隠しディレクトリが含まれるコトは留意が必要だけど
7zipとかならそのまま全部展開されるはず。
容量は1GBあれば足ります。
2. クローンの準備
まずは、Windowsの高速スタートアップを解除しておく。
高速スタートアップは、ディスク内にシステム状態を保持する仕組みなので
クローンするときに少し都合が悪い。
コントロールパネル>電源オプション から変更。
シャットダウンしたうえで、移行先のドライブを接続する。
USBの外付けでもできなくないが、
可能であれば移行先のSSDもなるべくマザーボードに直接つながる、M.2やSATAで接続する。
3. Clonezillaの起動
作成したClonezillaのUSBフラッシュメモリを挿して
Clonezillaを起動します。
ブート優先度替えると面倒なので、
BIOSのメンテナンス画面で直接ブート対象を選択できるなら直接起動した方が楽。
あとは画面の指示に従って
コピーするディスクを間違えないように気を付けながらクローンする。
4. 回復パーティションの移動
容量を大きくしたけど、回復パーティションが中途半端な位置に合ってCドライブを拡張できないので
回復パーティションを移動します……
参考:https://jp.easeus.com/partition-manager/move-recovery-partition-windows-10.html
基本的には、
- ディスクの管理で回復パーティションを消したうえで
- Cドライブを空き領域全体に拡張
- 回復パーティションのサイズ分だけ縮小して
- 空いた領域にパーティション作成
- Diskpartで回復パーティションとして定義する
が、ここでトラブル発生。
WinRE.wimが消えてなくなった……回復環境が作れない……!
4-2. WinRE.wimの救出作戦
参考:https://www.pasoble.jp/tips/can-not-find-winrewim.html
探せばあるもんだな!
とはいえ、想定以上にディープな作業になってきている……
やっていることは
- Windowsのインストールメディアから対応するWindowsのエディションを展開
- System32/Recovery からWinRE.wimを回復パーティションにコピー
- 作成したWinRE.wimを回復環境として設定、回復パーティションとして再設定
ほんとにこんなやり方で大丈夫かよ!?と思いつつも
ウイルス感染時の復旧手順としてSystem32を全部上書きする手段もあるらしいので
まあ何とかなるだろの精神でやってみる。
作業が終わったら「shutdown /r /o /t 0」で回復オプションで再起動して試してみる。
いつもの回復オプションが表示されれば、OSクラッシュしても一応回復の手段ができるということで一安心だ。
(とはいえ、クローン元のSSDも保護するつもりなので不要と言えば不要ではあるけど・・・)
まとめ
前回やったときはもっと1ツールで楽にできたのになぁ……と思いつつも
とりあえず何とかなったのと、いろいろ勉強になったのでよしとしましょう。
これでCドライブが2TBになったぞ!!
曲作りも捗る!!はず!