PluginAllianceのMEGA Bundleに申し込んだお話

僕がPluginAllianceのMEGABundleに申し込んだ話と、
少し使ってみてお勧めできるプラグインをいくつか紹介してみる。



 

MEGABundleに申し込むまで

 

https://www.plugin-alliance.com/

DTMでプラグイン漁ったり黒金だーとか言ってる人なら確実に知っているであろう
プラグイン販売サイトの一つ、PluginAlliance。

僕も何個かプラグイン買ってお世話になっているのですが、
このたび、PluginAllianceがサブスクのプランをはじめるよーということで気になっては居たんだけど

正直なところ、「サブスクするくらいなら買ったほうがいいよね」って思ってました。

年間250ドル。まぁ、試しにやってみようかって思える値段じゃないわな。

 

と、おもいながら
機材とプラグイン関連のメールアドレスのチェックをしていると

? 180ドル……?

70ドルOFFってことは 7*4 =28だから、、、 25%以上割り引かれている…!!

 

フォローしてるDTMerの人とか、プロの人とかも良いって言ってる……

 

しかも、プレ価格は8月末まで……!!
どうするのよ……俺……!?

 

 

。。。

 

 

申し込んだ……!!!


というわけで、僕は迷った末にPluginAllianceのMEGA Bundleに課金しました。

180ドルということで、約2万円です。

 

そう、

任天堂SwitchLiteとほぼ同価格です!

 

Switch買うならプラグイン買うよな!
アマチュアとはいえ、音楽家だからな!

どうせSwitch買っても、一緒に遊ぶ友達もいないしな!

 

と、いうわけで
前置きが長くなりましたが

課金したので、課金後の流れと
ざっと1週間くらい触ってみた感想をちゃっかり書き綴ってみようかと思います。

 登録~インストール~アクティベーション

英語とかよくわからないんだけど、この動画が
オーダーからアクティベーションまで全部動画にしてくれてるから

そのまま真似すれば普通に全プラグインインストールできた。
#後半はよくわからない「本当に得なの?」みたいな動画だけど。

と、いうか日本語で解説してくれてるサイトが全然ない!w
DTMやってる人はプラグイン漁るのに英語は基礎教養科目ってことか。。。

 

動画にもあるけど、
使えるプラグインの数が膨大なので、インストールマネージャーを使うのがおススメです。

もちろん、個別にプラグイン買った時と同じように個別インストーラーを使用することもできるんだけど
せっかく全部入りのバンドルに課金したんだし、最初くらいは全部インストールしようよ!

すでにいくつか個別で購入してインストールしてる場合は、
インストールマネージャでインストールするときに個別にチェックを外しておくとよいと思います。

ちなみに、インストールマネージャーは上のメニューの installation からダウンロードできる

 

プラグインの選択が終わって、「ダウンロード」を押すと
普通にダウンロード始まっちゃって
「あれ、インストール先指定してないよ!」って焦っちゃったりしたんだけど

全プラグインダウンロード後にインストールのステップに進むみたいなので、
ひとまず安心してダウンロードの完了を待とう。

アクティベーションは、専用ソフトとかは無いので
DAWソフトでプラグインのどれかを起動してアクティベートを行う。

一つでアクティベートできれば、他のプラグインも全部アクティベートされるのであまり手間はない。

 

使ってみた感想

すげぇ量のプラグインが追加された、、、使いきれない。。。

 

PluginAllianceでプラグインを買おうとしてみた人はわかると思うんだけど、
Wavesの古いプラグインとかみたいに、わかりやすくDTM向けプラグインです!って感じじゃなくて

よくあるエフェクター類は現実の実機をモデリングしたものが多くて、それぞれ癖がある感じ。
使いやすさだけで言えばStudioOne付属のエフェクトのほうが使いやすそう。

でも、どれもユニークでヤバい。
遊んでると日が3回くらい暮れそう。

あとは、PluginAllianceが出してるブランドのBrainworxってブランドがあるんだけど、
結構前からMS処理のプラグインが有名で、いろんなエフェクターにMS処理するためのツマミがついてたりして面白い。

本当にPluginAllianceで売ってるほぼすべて?のプラグインが普通に制限なしで使えるので
1年間とはいえ2万円でこれってなんてコスパだと驚いた。

地味に、ギターとベースのアンプシミュレーターの出来が良くて
ぶっちゃけこれだけに2万円払ってもそれなりに元が取れるレベルに良いので
宅録DTMerのギタリスト・ベーシストにはオススメ度が高い。

ただし、リアルタイムで鳴らすのはちょっと厳しそう。

他のサブスクとか全部入りのプラグインパッケージにもアンプシミュレーターはあるけど、
実機名つかって出してるのは結局Amplitubeとか超有名どこか、ここくらいかだと思うので
実ブランド名ありの高クオリティアンプシミュ+ミックス・マスタリングプラグイン
なので、ギタリストDTMerには結構お勧めかもしれない。


よく使いそうなエフェクター数選

せっかくなので
一通り触ってみて、使い方が分かって使えそうだなって思ったエフェクターたちを紹介していくよ!

ギターアンプシミュレータ達

https://www.plugin-alliance.com/en/products.html#guitar-bass

bx_rockrack以外は全部モデル名入ってるので想像に難くないと思うけど
実機をシミュレートしたアンプシミュレータ達です。

書いてある通り、ハードウェアシミュレーションなんですよこれ。
だから、ぶっちゃけ非常に扱いづらい。

ただ、音は生々しい。荒くて真っ直ぐな音が出る。超格好いい。
それぞれのアンプに合わせたIRキャビネットシミュレーターも20種類以上入ってるので、アンプ単体で見ても音作りの幅は結構広いと思う。

MEGABundleだから、どのアンプも使い放題なんだけどね!(露骨に自慢

僕のおすすめは、AmpegのSVT-3PROとENGLのE765RT、bx_bassdude。
あと、ハードに歪ませるならDiezelの2台はとても良い。


AmpegのSVT-3PROは、もう聞きなれたAmpegの音がしてすごい使いやすい。

ほかのオールドAmpegに比べると深みというかはないんだけど、Ampegっぽいパンチと多彩なコントロールによる音作りの幅の広さが使いやすい。

ちなみに、TubeGainのツマミは本家のAmpegSVT-3PROの取扱説明書にも「真空管への電力の調整だけど、どんな音の変化があるかはよくわからん」みたいな曖昧な説明しかない。
きっとハードウェアシミュレーションなので、その辺もきっちり実機通りなはずw

とりあえずベースを鳴らすならコンプかけてこいつ通せばモダンなベースの音がすぐ作れる。
迷ったらこいつ。スタジオでもよく見かけるし。ド定番。
欲を言えばキャビなしのDIの音をMixできる仕組みが欲しかったけど、そのあたりはDAW上でもカバーできるしな。。。

動画はE765だけじゃなくてE646もデモやってるけど、
E646はいかにもメタルちっくな音なので個人的にはE765のほうが好き。

クラシックロックな感じで、きっちりミドルのパワー感というかもあって
気持ちいい音が鳴る。もちろん、ゲインを絞ってクランチでも使える。

王道のロックアンプ。どんなジャンルでも使える。そして音もよい。

やっぱりミドルがガッと出て歪むアンプは気持ちいいんだよ!最高なんだよ!(個人の感想です)


名前で分かる通り、どう見てもBassmanです。

ベース用のインプットとギター用のインプットと両方あるのが憎い。いや、ありがたい。

Bassmanの実機を使ったことあるわけではないんだけど、
太くてちょっとクランチ感もある、ブルースというかそういう系の音がする。

単体で使っても良し。ほかのペダル系のプラグインと組み合わせるのも良し。

公式でもそんな使い方を推奨しているみたい?

あと、ここで紹介されてるGreenscremerは見ての通りTubeScremerのシミュレーションなんだけど
先に挙げたアンプ類の手前にブースター替わりに入れるとアナログ感増していい感じになる。
マジ便利。

 

メタルをやるなら、先に挙げたENGLのE646も良いし、
メサのレクチを再現してるbx_megadualとかのプラグインもあるけど
個人的に推しなのはDiezel。

 

何つーか、深く歪む。強くではなく深く。
あとミッドスクープ感がヤバい。癖になる。

VH4のほうがミッドも出せて比較的広いジャンルで使えそうだけど
Harbartのドンシャリ感も中々たまらない。。。

 

どのアンシミュもすげぇ良いんだけど、
ハードウェアシミュレーションなので、マジで録った音そのまま見たいな音で出てくるので
後段にコンプとかEQとか、チャンネルストリップ系のプラグインと入れて音を整えてあげるのがベター。

前段にサチュレーション系プラグイン、後段にチャンネルストリップ系プラグインを入れて使うようにしよう。

AmplitubeとかBIASとかのアンプシミュ専門のプラグインは、単体でそういうEQとかもある程度処理した扱いやすい音が出ているイメージ。それはそれで使いやすくて良い音なんだけどね。

Brainworx bx_dynEQ V2

これは良すぎてバンドル申し込む前に買ってたヤツ。

https://www.plugin-alliance.com/en/products/bx_dyneq_v2.html

マルチコンプとEQの間みたいな感じで、
特定の帯域にたいして、閾値を超えた量に応じてEQのゲインを自動調整するという
たぶん実機とかでは見たことないようなプラグイン。

ブーストもカットもできるので、
タム系のアタックのタイミングだけ響きの帯域をカットするとか、
アタックのタイミングだけアタックの高音域を出すようにするとか

あとはディエッサー的に、歯擦音のうるさいタイミングだけその帯域をカットするとか

僕はVoの歯擦音をカットするディエッサー的な使い方と
タム系の余計な余韻をカットするのに毎回使う。とても使う。

Brainworx bx_console SSL 4000 E

https://www.plugin-alliance.com/en/products/bx_console_ssl_4000_e.html

これも良すぎてバンドル申し込む前に買ってた。

有名なSSLのコンソールをモデリングしたプラグインらしいけど
実機使ったこともないしよくわからないよねーってのが本音。

でも、とても使いやすくてわかりやすいチャンネルストリッププラグインなので、
かなり重宝している。ほぼ全トラックに挿してる。

特に変なコントロールとかは一切なくて、

  • ハイパス・ローパスフィルタ
  • コンプ(しかもいい感じに音量調節してくれる)
  • エクスパンダ(ノイズゲート)
  • 4バンドEQ

と、わかりやすいコントロールで、アナログ回路シミュレーションなので
すこし位相やらノイズやらで、温かみが増す。(語彙力ない

あと、TMTっていうBrainworx独自のシステムが入ってて、
72chそれぞれの誤差によるキャラの違いをシミュレーションしてくれるのだとか。

実際に試してみたけど、全部同じchに設定するよりすこし音に広がりというか
悪く言うと雑味なんだけど、妙に音楽的な揺らぎが出た気がした。

音量のオートメーションも、DAWのフェーダーで書くより
このコンソールのフェーダーでオートメーションを書いて、DAWのフェーダーはバランス調整に使う、といった使い方が便利そう。

SSL以外にもFocusriteとかNeveとかのモデリングもあるので、
好みで使い分けても良いかもしれない。

ただ、個人的にはSSLのほうがシンプルで扱いやすいので
そのモデルの音に対するこだわりがなければ、SSLのEかGが良いと思う。

コンプ類

コンプ類は好みによる部分とかが多いのでアレなんだけど、
個人的にはわかりにくいのは嫌なので、オーソドックスな奴が好き。

Brainworx bx_townhouse Buss Compressor

https://www.plugin-alliance.com/en/products/bx_townhouse_buss_compressor.html

音にまとまりを作りたいとか自然に音圧を上げたいとか
何も考えずに使える。便利。そして超シンプル。

各チャンネルに通してよし、バスに通してよし、マスタリングに使って良し。

Purple Audio MC77

https://www.plugin-alliance.com/en/products/purple_audio_mc_77.html

UADの1176のモデリング。ド定番。
これもTMTを採用しているので、複数チャンネルに入れる場合はちょっといじってみると良いかも。

コンプらしく音作りをしたいな、と思ったらとりあえずこっちをかけていろいろ弄ると、気持ちよいとこが見つかる。かも。

 

 


他にも、brainworxはハードウェアシミュレーションとMS処理に力を入れているようなので、
実機モデリングのプラグインとか、関係ないプラグインにMS処理がついていたりなどしていて

マスタリング周りでも使えそうなプラグインがたくさんある印象。
#僕は他社プラグインに慣れているのであまり使ってないのだけど。。。

 

感想まとめ

  • パット見高くみえるけど、使えるプラグインも多いので
    毎年1~2プラグイン買い足す感覚ならいっそサブスクに投入もアリ
  • インストール超楽ちん。一気に全プラグインの導入が可能。
  • PAのラインナップは個性的なヤツが多いので、これさえあれば安心!とはならなそう。
  • 意外とギターアンプシミュ系が良いので、ギタリストDTMerにもお勧め

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