EVERTONE PROJECT
https://www.evertone.jp/
あんまり業界人に詳しくないのと、後光効果じゃないけど人にフォーカスしても認知バイアスがかかるだけで仕方ないと思ってるので細かいことは意識的に把握しないようにしていますが
ギタリストやギターテックと言うよりかは、サウンドエンジニア寄りの方がプロデュースして理想の音がするピックアップを設計したとのこと。
その設計思想や、ユーザーレビューとかも前々から気になっていて
使ってみたいなとは思っていて、ただ価格が結構するので手が出せませんでしたが
なんか、新しいギター買いそうになったのでそれを踏みとどまって
代わりに新しいピックアップ買うことにしました。
(竿が増えてももう置き場ないし)
EVERTONE PICKUPとは?
https://www.evertone.jp/pickup
とりあえず全部ここに書いてあるので読んでください。
すごくざっくり言うと
- ”音の良いビンテージギター”と”エンジニアの求める最適解”を掛け合わせたサウンドを、ピックアップをベースにデザインしていきたい
- 周波数特性ではなく、トランジェントやサスティンと言った音量変化特性に着目
の2点がトピックかなと思います。
個人的にかなり引っかかったのは後者で
DTMとかエンジニアリングも嗜んでる身として、このアタック感とかトランジェントと言う部分の重要性が何となくわかりかけてきたので
この辺りがギターにおいて「良い」とされるある種の正解が知りたくなったというのがEVERTONE PICKUPを買った一番の理由だと思います。
搭載ギター、ピックアップについて
Bacchus WINDY-ASH/RSM 改
チューンOマチックでp90を2基積んだ
オフセットシェイプボディで
ローステッドメイプルネック(25.5 inchスケール)
というキワモノスペックのギターをさらにポン付けビグスビー化したこれまたキワモノギターなので
おそらくEVERTONE PICKUP導入検討者の参考になる音がするギターじゃないし
ぶっちゃけ僕としてもEVERTONE PICKUPの良さとか特性云々の前に
このギターそのものの癖が強すぎてほかのギターと比較にならんと言うのが正直なところ
レビューと書かず「導入してみた」としたのはそのあたりも理由だったりします。
ちなみにGlobalSeriesなので、ハイエンドモデルではないです。
本体購入価格は今回勝ったEVERTONE PICKUP2基より多分安い。
導入ピックアップ:NEWTONE P90
EVERTONE PICKUP買ってみようと決めた後、そんなに色々は買えないので
どのギターを載せ替えるか、結局僕の一番好きなサウンドが出るのはシングルなのかハムなのか、、、と考えてた時に
その時点での結論として上がったのが「P90」タイプでした。
そもそもアタック感が出やすいシングルコイルでもなく、アタック感よりどちらかと言うと太さが欲しいハムバッカーでもなく
その中間に近いイメージを持つP90こそ、EVERTONEの謳うアタック感・トランジェントが上手く出たら化けるんじゃないかなーという半ば妄想に近い予想でP90を選びました。
あと迷うところはClass-Sにするかどうかですが
いまどきのボカロあるあるな早いカッティングをするなら、間違いなくClass-Sが良いんだろうなと言う印象と
せっかくビンテージの良さを継承したサウンドとも言われるPUなのにモダンに寄せても面白くないよね
という意見が対立した結果として
モダンな音楽を歪ませてやることの多いリアをClass-S
バランスを見ながらより太くブルージーな音色が欲しいフロントをNormal
という組み合わせを選びました。
(これで問題起こったら困るので、一応事前に問い合わせて確認させてもらいました)
換装した感想
ファーストインプレッションとして
「失敗した!!」
という感覚はまったくなかったですね。
ちょっと元のPUの音色を忘れかけてる部分もあるのであんまりちゃんとした比較はできないんですが
換装後の音色を聞いた最初の印象としては、かなり煌びやかな部分が良く聞こえると思いました。
ハイが強めのピックアップ??
引き始めてすぐの、ハイが出やすいピックアップなのかなと言う感覚は間違いなくありました。
実際それも事実なのかもしれませんが
EVERTONEの説明ベースで考えるなら、アタックやトランジェントの部分が聞こえやすくなった結果としてハイの要素が増えて聞こえる
と言う理解が正しいのかなーとも思います。
ぱっと聞いた感じかなりハイが出てる印象は強いんですが、
痛いほどのハイが出ているとは感じなかったから、多分そういうことなのかなと思います。
ちゃんと聞くと出力が弱い感じはないんですが、ハイが目立つ副次的効果としてぱっと聞いた感じは少し線が細いサウンドにも感じるかもしれません。
この要素はClass-SのリアとNormalのフロント共通のファーストインプレッションでした。
そこまで劇的な変化とは感じてないリアPU
もちろん全体的に不満もないどころか、普通に良い音がするなあという前提の話です。
もともとPU位置的に硬い音になりやすいリアPUにおいて
Class-Sとはいえ「見違えるようだ」と言うほどに想像を超えたサウンドが飛び出すというよりかは
リアPUのサウンドイメージのまま、扱いやすく耳当たりの良いサウンドにグレードアップしたような印象。
クランチ気味のサウンドでもそうですが、
ある程度歪ませてモダンなロックをやるのも良し、結構歪ませてメタル的なフレーズを引いてもいい感じのエッジのあるサウンドになってくれています。
とはいえ、唸るような重低音が鳴るかと言われたらそうではないと思うので
本当にメタルコア的なサウンドが欲しいなら、コンプとかでガッツリサウンドメイクしていくことになるのかなと思います。
(まあそもそもP90なのでそういう使い方を期待するギターではない)
音楽的で扱いやすくなったフロントPU
こっちはリアに比べるとなかなかに好印象です。
(元のPUがあんまりだったのかもしれないけど)
フロントPUってもっと丸みを帯びたサウンドを想像することが多いんですが
弦を弾いてる感じがサウンドとしてきっちり出力されるので
クランチくらいで弾いて楽しいサウンドになったと思います。
あんまりフロントPUをうまく使いこなせないタイプのギタリストだったんですが
ピックアップ交換後は明らかにギターらしい弾き心地がかなり出やすくなったので、
今後は積極的にフロントPUを使っていきたいと感じるサウンドに様変わりしました。
いいギターのフロントPUってこんな音なんだなって実感しました。
安いギターはフロントPUが使いものにならないw
それぞれの特徴が濃く出やすいmixポジション
当たり前ですが、mixポジションだと
2つのPUがミックスされて出力されます。
ここでClass-SとNormalに分けたメリットもデメリットも出てくる感じですね。
もともとP90二発の構成は各puのキャラが出やすいと思いますが、それぞれの特徴に寄り添うようなバージョン選択にしたからか、リアのピッキングのアタック感と、フロントの弦ごとの分離した感じの鳴りが合わさって、ミックスポジションならではの厚み感が強いサウンドになっていると思います。
前後両方ともEVERTONEなので、EVERTONEらしいアタック感と煌びやかな高音はミックスポジションでも健在です。
あと、ミックスポジション時にグッとノイズが減るので
フロントとリアはハムキャンセルになるように巻かれてるかも。ありがたいですね。
感想、思ったこと
このピックアップを「良い!」とちゃんと褒められるほど経験豊かではないので、
いいところを具体的に挙げてのベタ褒めは僕にはできませんが、
少なくとも悪いなと感じる点はほとんど無くて、エレキギターらしいサウンドを出力してくれるピックアップだなと思いました。
そこからは先は好みの領域なので良し悪しではなく好き嫌いで語ることになりますが、
結論だけ言うと僕は好みなサウンドになったと思います。
アタックがしっかり出るということは、ピッキングが感じられるので
ギターが好きな人が弾いていて楽しいギター、と言う印象です。
アタックが良く聞こえる、と言うのは説明通りトランジェントがデザインされたPUであるというのもありますが、出力される周波数特性も少しハイ寄りにしつつ、ギターで邪魔になりやすい帯域が出づらく設計されてるのかなーと言う印象。
ジャンルを選ぶほど極端に出てない帯域があるわけじゃないけど、
全部自分で音を作っていくようなモダン志向の超フラット特性のPUとは間違いなく違うと思います。(AlumitoneHumbackerと弾き比べながら思った)
いいピックアップなのは間違いないのですが
個人的には少しハイパワーでアンプをドライブさせちゃう感じのガッツのあるPUが好きだったりするので、同じ設定で弾き比べると、ストラトに積んでるRioGrandeのSTELLYのほうが
ギターを弾いている感触は好きでした。
STELLY:https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/372996/
(P-90とシングルコイルと言う違いもあるけど)
ただミックスしたときに楽曲内でどう感じるか、と言うのは別問題だと思うので
そういう総合的なアンサンブルを考えたときにどうなるかは後で音を客観的に聞き比べてみようと思います。
なかなかピックアップの中でもお値段が高い部類のPUですが、
強烈な個性があるわけでもなく、ある種の王道に磨きをかけたようなサウンドなので
「こんな人にお勧め!!」みたいな話が非常にしづらいピックアップだと思います。
いいピックアップだけど、なんか他人に勧めても「音良くなったよ!」って思われづらそうだから、
あんまり他人にお勧めできない。
サウンドレビュー
自分で客観的に聞き比べるために試しに録ってみました。
ドラム:BFD、ベース:MODOBASS
Lch:Windy(EVERTONE)のMixポジション
Rch:以下順番で同じアンプセッティングでフレーズを演奏
1.WindyリアPU (EVERTONE Class-S)
2.WindyフロントPU(EVERTONE Normal)
3.StratocasterリアPU(RioGrande STELLY)
4.StratocasterフロントPU(Fender Tex-mex)
プリアンプ:WarmAudio WA12
オーディオインターフェース:Antelope ZenGo
ギターアンプシミュ:TONEX (Fender SuperSonic212)
※ギターサウンドはすべてTONEXの出力に軽くEQのみかけた状態。
Lchのミックスポジションのコードバッキングのサウンドは非常に良いですね。
Rchと同じアンプセッティングなので結構歪んでますが、各弦のアタック感が消えてません。
アタックで存在感とコード感を出して、サスティンは伴奏に一歩下がる感じがアンサンブル内でも程よい感じ。とはいえ、それはクソ重いビグスビーの恩恵もありそう。弦が鳴ってる。
WindyのリアPUはある意味で標準というか、P90の割には癖のない素直な音でだと思います。
少しだけエア感を感じるようなニュアンスもありつつ、アタック感が十分にあるからちょっとミッドが豊かなストラトって言ってもバレなさそう。
WindyのフロントPUはP90タイプのフロントの感じが出ていて、単音ソロもいい感じですね。
フロントPUの音、として良く想像していた音が出てくれてます。
ミックスポジションも良いですが、フロント単体で使える場面が結構ありそうです。
ストラトのリアはSTELLYなので、ストラトの中でもかなりパワー感が出るPUだなと改めて思いました。WINDYのリアに比べると音が近い感じでストレートだと思います。あとかなり音の立ち上がりが早い。
いまどきのカッティング系とかのフレーズだと、この前に出てくるニュアンスが使いやすいんですよね。
音が細くないシングルコイル、と言うことで結構僕の理想形に近いサウンドだと改めて思います。
ストラトのフロントは換装してないデフォルトのTex-mexですが、
ストラトのフロントっぽい、、、と言えばそうですが、ここまで聞いてきたサウンドに比べるとちょっと濁りが多い感じは否めないですね。
こういう音が好きになれず、いままであんまりフロントPUを使う気になれなかったんですよね。
P90かつビグスビー搭載のWindyとシングルコイルのストラトの比較なのと、
そもそもアンプシミュレータでの録音なので、
あんまりサウンドサンプルとしてバッチリとは言えませんが
なんとなく出来上がったギターのサウンド傾向はつかめた気がします。
いろいろやった最後の感想、あとがき、妄想
やっぱmixポジションでのコードバッキングが一番気持ちいいですね。
これはP90二発という構成とビグスビー搭載という要素もデカい気がしますが、
EVERTONEのこだわりのトランジェントも大いに貢献してるんじゃないかなーとは思います。
単音でのリードサウンドをリア単体でガンガン弾くようなギタリストよりも
複数の弦を同時に鳴らす、フロントやmixポジションを多用するバッキングパートの多いギタリストに向いてるかな、と思いました。
要するにギタボ。JPOPとかあんまり重くないジャンルのギタボにはEVERTONEおススメできるかも。
そういうEVERTONEの特性と、各PUの大まかな特性から妄想するに
ハムバッカーだと、通常ハムバッカーのタルいアタック感が補強されるので
リアPUがミドルのパワー感とアタック感のバランスが凄くちょうどいい感じになるんだと思う。
僕の勝手なイメージとして、SSHのギターにEVERTONEを搭載するのはかなり良さそう。
そう思ってEVERTONEの公式ギターを再確認したらハムバッカーモデルしかなかった。そういうことなんだろう。
3シングルのストラトに載せ替えるのは、EVERTONEの音が好きだ!!と感じる人だけが良さそう。
もともとガッツのあるアタック感が出るPUが多いのがシングルコイルなので
他のもうちょっと手ごろなPUでも十分満足できる可能性が高いと思う。
PUのキャラが出やすく、弾き手との相性が出やすいので、そこもPU換装の楽しみにできそう。
少なくとも僕は3SセットのEVERTONEを買おうとはあんまり思っていない。
P-90とかジャズマスのPUは、
リードであっても割とコード的にじゃかじゃか鳴らす人が多いイメージなので
EVERTONEのトランジェント感がうれしいタイミングも多そう。個人的には結構アリだと思う。
(自己肯定バイアス)
ベースに関しては、今回のギターのPUと同じようなキャラが出るなら
少なくともロックな楽曲なら恩恵を受けられる部分は多そう。
ジャジーな曲で少しナローな方がうれしいとかだと、必ずしも良いとも言えないけれど
ロックな楽曲でドラムのビートと相乗りするグルーヴ感を演出するにはもってこいだと思う。
そもそもトランジェントのコントロールのためにコンプが使われやすい楽器だしね。
あとは、スタジオでアンプをガツンと鳴らしてみたサウンドも確かめたいところですが
現状でこのWINDYを使うようなバンドあったっけ??って感じなので、バンドアンサンブルでの良さを知るのはちょっと先の話になりそうです。
WINDYの与太話
今回WINDYのピックアップを交換したということで
現状のWINDYの状態とかけた金額の概算を一覧で出すと
- 本体:BacchusのGlobalSeriesなのでたぶん10万はしない
- ブリッジ:ビグスビーをVivramateの補助パーツで無加工取付。3万円
- ペグ:マグナムロックのHAPM。1万円
- 電装系:トグルスイッチ移動、2連ポットに換装。2000円くらい
- ピックアップ:EVERTONE2基。8万円
改造費が本体価格を超え始めました。
あとはステンレスフレットにすればひととおりフィニッシュ!って感じだけど、
まだ全然フレット減ってないので減ってきたら考えます。
EVERTONEの与太話、あとから調べてみての補足
載せ替えてから改めて色々調べて考えてみてる。
買ってから考えるのは僕のよくあるパターン。
多分EVERTONEのローンチ直後のインタビューだと思うけど
このインタビューが一番EVERTONEの開発コンセプトをわかりやすく打ち出してると思う。
EVERTONE:ピークホールドの幅が広い方が楽器同士のピークの接点を多く取れるので、「発音のタイミングが合っている」と感じやすくなります。エンベロープカーブが重なることで全パートがひとつの音楽のように聞こえ、動き出したくなるようなノリが生まれます。
なんて書いてあるのでアタック感があるように感じるのは
そもそも破裂音的に聞こえていたアタックがホールドされて、多少音色として聞こえているということなのかもしれない。
NEVEの音楽的に重要な部品はトランス(変圧器)で、神格化すらされています。この原始的な回路で起こっていることは回路図には載らない「電気の挙動」なんですが、この謎を物理特性の観点から解明しました。
仕組み的にはここがかなりメイントピックで
トランスによる変圧や整流の仕組みを応用している、、、ということで
素材と言うよりコイル巻き方とかに秘密がありそうな予感がする。
……にしてもちょっと価格高すぎるとは思うけどね。
Youtubeとかのインフルエンサーのレビュー動画を見ても
あんまり音の違いを感じないなーとは今見直しても思うんですが
ギターって出音じゃなくて弾いてる人の感覚が変わる部分が結構大きく出る楽器だと思うので
やっぱり弾いた感覚が気持ちいい方が良いのかなーと思います。
この人の感想がとても分かりやすくて
「ピッキングに対する修正される違和感を感じる」
と言う点が上記のインタビューのコンセプトとも整合取れているし、
僕の感覚のストラトのSTELLYのほうが音が好き、という感想にもつながる部分はあるのかなーと思いました。
調べてわかった知見と自分の感覚を合わせてみると以下のようなまとめになりそう
- サウンドコンセプトは、良いビンテージ楽器を良いエンジニアが管理した音をPUで作る
- エンジニアリング面は、トランジェント特性にフォーカスして設計されている
- 本来ピークが1瞬だけ発生する部分を、少し緩やかにして頂点をつぶすようなイメージ
- 人間の知覚しやすいトランジェント特性になり、アタック感が音楽的になる
- アタック感がつかみやすいので演奏のグルーヴが感じやすい
- パッシブ構造である以上、何らかの電気的な「減衰」や「保持」を意図的に引き起こしてトランジェントをデザインしている可能性が高い
- 弾き手によってはある種の「加工された音・コンプ感」に感じる。
特にアタック感が強く出るシングルコイルPUのリアだと如実に感じる可能性が高い- 程よいコンプ感は歪みサウンドにおいてはプラスになる傾向もある
- 弾き手によってはある種の「加工された音・コンプ感」に感じる。
- 人間の知覚しやすいトランジェント特性になり、アタック感が音楽的になる
- 本来ピークが1瞬だけ発生する部分を、少し緩やかにして頂点をつぶすようなイメージ
- ビンテージ的な面は主に周波数特性にフォーカスして調整されている
- 周波数特性的には、音楽的に「良い」と言われるビンテージを参考にチューニングされている
- 周波数特性そのものにデザインコンセプトが強くあるわけではなく、
良い音ではあるが普通なサウンド - ただし価格なりの品質管理はされている可能性が高く、
個体差やブレなく安定したサウンドが期待できる
- 周波数特性そのものにデザインコンセプトが強くあるわけではなく、
- 周波数特性的には、音楽的に「良い」と言われるビンテージを参考にチューニングされている
キーポイントが「コンプ感」で
普段からギターにコンプを使うことを良しとしている人にとって、コンプが不要になるEVERTONEは良いPUと言う感覚になると思う。
今西さんなんかはLimetoneブランドで歪みと一緒にコンプを開発して販売しているくらいなので
ギターに対するコンプの必要性を感じているタイプの人なんだと思う。
なのでこうしたコンプ感をプラスととらえて、EVERTONEの評価が高い
肝心の僕はと言うと
ライブで使う機材だと、コンプの代わりにディストーションでアタックだけつぶしたり
SMOOTHIMPACTみたいなちょっと歪みチックなコンプをかけたり
アンプの歪みの前に軽く歪ませる手法が好みなので、
おそらく方向性として似たようなものがもともとあったのかなと思う。
なので歪みサウンドにおける音質的には好みではあるんだけど
じゃあ「ストラト弾くべ」ってなったときに
あのシングルPUアンプ直のストラト感は多分EVERTONEだと出し切れない気がするので
ストラトにはEVERTONEは乗っけない。