ギターのネックに関するメモ

アストロノーツギターズさんで
機材を買うついでに世間話をしてきたので、その内容を覚書きしておく。

  • ネックの補強リペアってやってるところあるの?
  • ネックの補強ってどうなの?
  • サーモウッド(ローステッド)ってどうなの?

ネックの補強リペアってやってるところあるの?

以前より、妄想していた
ネックにカーボンロッドを仕込むという改造プラン。

ネック強度は明らかにサウンドへの影響が大きいと思っていたので
気になる改造プランではあったのだけど

ネットで調べてもやっている工房を見つけることはできなかった。

なので、機材を買うついでに
ネック補強のメニューがあるリペア工房があるか聞いてみると、

「ないと思うよ」

とのこと。

理由は幾つかあるが、ざっくり並べると

  • 需要がない(≒職人本人もやったことがない場合が多い)
  • ネックに大きな加工をするため、難易度も高く失敗のリスクも高い
  • サウンドが大きく変わる上に、元に戻せないリスクも高い

というあたりがネックになって、やるところはないだろうとのこと。

確かに、作業終わってから
『こんな音が欲しかったんじゃない』なんてクレームを入れられても困るしなぁ。。

もしも本気でやりたいということなら

  • 木材加工に自信のある工房(技術的に可能かどうか)
  • 職人さんと仲良くなって(リスクを共有できるかどうか)
  • きっちりお金を積む(普通に大変な作業なので)

というステップが踏めればできる可能性もゼロじゃないかも?とのこと。

あと、改造よりも
ボルトオンのギターであれば、交換用のネック制作を依頼する形なら
ネック補強のあるギターを作っている工房なら対応できるはずとのこと。

セットネックのギターに対する補強工事は絶望的だ。

ネックの補強ってどうなの?

ネックの強度が上がるとどうなるのか?という部分がそもそもイメージしきれていなかったのでついでに聞いてみた。

強度が上がれば、理論上は振動の吸収量が減るのでサスティンは伸びるはずだが
アタックの部分の減衰の仕方も変わるので、サウンドのキャラクター自体も硬めになる気がする、とのこと。

現存する、チタンロッドやカーボンロッドを入れたギターを弾いた感じの感想としても、少し硬めな、はっきりしたサウンドの傾向らしい。
感覚的には、ニッケルのフレットをステンレスに変えた時みたいな変化だそう。

気になるのであれば、ネック補強の入っているギターを実際に弾いてみるしかないだろうということで
機会があれば弾いてみたい。
(知り合いに持ってる人いないかなぁ・・・)

サーモウッド(ローステッド)ってどうなの?

ネック強度といえば、
最近流行りのローステッド材。

強制的に乾燥させることで、ネック強度を高めているということのはずなので
ネック交換を視野に入れるなら、補強よりもそっちの方が良いのかもしれない。

ということでサーモウッドってどうなんですかと直球できいてみると

やっぱりアタックのはっきりした硬いイメージの音になるとのこと
どちらかといえば、モダンなサウンドになるらしいが
現状でローステッドを使用するギターはそういうサウンドが求められているメーカーが作ることが多く、他のパーツによる影響もあるかもしれないとのこと。

たまーに「ビンテージギターが経年変化で乾燥したネックに近い」という売り文句はあるが、他のパーツのおかげもあってか、サウンドイメージはモダンに近いとのこと。

気になってたけど、僕の好きなサウンド傾向ではなさそう。。。

 


ということで、ネックにまつわる色々を
その道の方に聞いてきてみた。

結論としては
ローステッドはあんまり僕の好みの音がしなさそう
ネック補強は試しに弾いてみたい

というところ。

エフェクターで音を変えるのもいいけど
本体の音が結局一番重要だからね。

探求は続く・・・

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