前回のあらすじ
- ディズニー好きでもなんでもないけど一人でディズニーランド行ってきた
- 思ったより楽しい!!
- ショー系のアトラクションがいい感じ
○ぼくのスペック
・ソロ活初級者+α
ついに一人でディズニーランドに行けるようになったので、そろそろ中級者を名乗っても良いかも。
でも、知らない飲食店に一人で入るのが苦手
・ディズニー初心者
前回のひとりディズニーランドの前にディズニーランドに行ったのはおよそ10年前。高校時代です。
そして、前回のディズニーランド以降、全くディズニーに触れずに今日まで生きてきました。
・ライトオタク
アニメからゲームまで色々触れたり、少しマイナーな作品とかにも普通に手を出しちゃうオタク。
○3行で感想
- ディズニーシーに漂うちょっとだけ大人な雰囲気がいい感じ
- ショーが見たければランドが安定
- ズートピアが見たくなった
○ディズニーシー冒険レポート
○舞浜から歩いて向かう
今回も一人でディズニーシーを謳歌すべく、
舞浜からディズニーシーへの道順はネットで調べて向かいます。
ヤシの木のような木が街路樹として立ち並ぶ、アメリカンな景観の道を歩き、
オリエンタルランドの本社入り口を通り過ぎた先には
遠くに見えるプロメテウス火山。”Tokyo Disney Sea ”の文字が。
その入り口手前で、僕の前を歩いていた女の子二人組が立ち止まって迷うそぶりをしたせいで、
本当にここで合っているのかと不安になりつつすすみましたが、すぐエントランスへ辿り着きました。
よかった。道は合ってたみたい。
○初めてきたぞ、ディズニーシー!!
手荷物チェックと入場パスのチェックを受け、いざ入場。
今回は予定通り朝の準備が進み、
開場時間ピッタリくらいに到着しましたが、待つことなくスムーズに入場できました。
正直、入り口で待たされるから早く着いたのは失敗だったかなと思ってたりもしたんですが
そんなことはなくて良かったです。
よくわからない大きい地球儀に出迎えられますが、
そこはサクサクとスルーして、奥に見える建物の方へ進みます。
入場前から見えていたプロメテウス火山が、だんだんと近づいてきました。
それと同時に広がる港町の景色。
ヨーロッパ風の建物と、広がる海辺。
正直この時点で
「あ、ディズニーランドよりディズニーシーの方が好きだわ」
と思いました。
迷路に迷わない手法として、右側の壁伝いに行けば遠回りでも迷わないというのがあります。
今回も、前回のディズニーランド同様に右の方に進むルートを取っていきます。
ディズニーシーの通路は、ディズニーランドよりも小道が多い印象で、
その小道感がまた、テーマパークというより、どこかにある街っぽくてたまらない。
この世界観、散歩好きにはたまらないですね。
そして、前回ディズニーランドの散歩でで得た3つの教訓
- 日焼け止めは事前に用意しておけ
- ショーアトラクションは良いぞ
- 25分以上の待ち時間はソロだと面倒
この3つを頭に入れて、今日は行動していこうと思います。
あ、今回は日焼け止めはおうちで塗ってきました。
前回、売店で買ったからね!!!
なんか、爽やかな香りのするおしゃれな日焼け止めでした。
でもこの夏はもう使わないかな……
……とか前回なんか言ってた気がするけど、すぐ使ったな
○ ”海底二万マイル”
しばらく歩くと、プロメテウス火山の麓に入りました。
そしてすぐ見えてくる、船舶ドック……そして「N」の文字。
そう、「海底二万マイル」です。
僕らオタクにとっては、ジュールベルヌの原作小説以上に
「ふしぎの海のナディア」の方が馴染み深いでしょう。
まあ、ナディアの原案であるといっても
ネモ船長、ノーチラス号、アトランティス
くらいしか共通点がなくて、あとはもう宇宙戦艦ヤマト的な何かなんですけど。
とにかく、オタクとしてはこれは入るしかないと
吸い込まれるように僕は海底二万マイルのアトラクションへ進入します。
回転が早いのか、人気がないのか
待つことなくサクサクと乗り込みロビー付近まで進みます。
アトラクションとしては、
小型潜水艇に乗って深海を探検するという内容。
もちろん、レッドノアもスーパーキャッチ光線も登場しません。
アトランティスっぽい遺跡は登場していました。
帰り際に待機列が長い時用の待機列用のスペースが見えたのですが
なにやら展示というかコンセプトビジュアルがあって非常に気になりました。
しかし、その日はずっと空いてるので
結局最後までその待合スペースに足を踏み入れることはなかった……
○運の使い所はどこにすべきか
さて、写真もあったので気づいていると思いますが、
晴天でした。外を歩くテーマパークなので、雨天じゃなくて本当に助かります。
この日は先週までは、天気予報では雨になっていて心配だったのですが
当日は熱中症が心配されるほどの晴天で、日頃の行いの良さを感じていました。
さて、海底二万マイルに吸い込まれてしまいましたが、
次は何をしようかなとアプリを見ながら、ふと思い出しました。
2.ショーアトラクションは良いぞ
3.25分以上の待ち時間はソロだと面倒
そう、ショーアトラクションを見れば良いんだ!!
さっそくアプリから予約します。
疲れてくる15時くらいがいいかなーっと。
エントリーエントリー。
……あれ?予約しっぱいした?
アプリの使い方がよくわからないので、近くにいたキャストさんに聞いてみます。
「あー、ショーは抽選なんですよ。これは両方落選してますねー」
わ か り づ ら い !!
落選なら「落選」とか「ご用意することができませんでした」って書いてくれよ!!
ということで、子供向けのジャンボリミッキー以外の
ハロウィンイベントと、ビッグバンドビートの両方に見事落選しました。
(流石にジャンボリミッキーは応募してない)
こうして、僕は今日のやりたいことリストの5割を失うこととなりました。
日頃の行いは悪くないはずなんだけどなぁ……
○シングルライダーという希望
カラフルポップなアリエルのエリアとアラビアンなアラジンのエリアを眺めながら
「マジックランプシアターは後で絶対見るぞ」と心に決めつつ
なにやら古代遺跡のようなエリアへやってきました。
なにやら360度ループのあるコースターがあるとか。
いや、怖いし。乗らないよ。少なくとも一人で進んで乗るようなアトラクションではない。
そのまま進み、次に見えてきたのは
インディージョーンズのクリスタルスカルの魔宮アトラクション。
どうなんだろうな、と思いながら通り過ぎようとしたら
「シングルライダーやってます」との声がかかる。
そう、ディズニーランドでは噂に聞くだけで存在しなかった
「シングルライダー」制度。
おひとりさま専用列を用意し、
アトラクションの中途半端に空いた1席を埋めて回転率を少しでも上げるための制度。
……せっかくなので、クリスタルスカルを一目見ようと
観光気分で寄ることにします。
セットの中の作りこみも半端ねぇーさすが有名シリーズ。
シングルライダーということで、
複数人で待つ人たちを横目に、スイスイとアトラクション手前のロビーまでやってきます。
朝からソロで来ている人はいないということか、
シングルライダーの先頭にたどり着き、ほぼ待つことなく乗車。
ジープらしき乗り物に乗り込み、ベルトをきっちり回すタイミングで気づく。
「これ、結構激しいやつなのでは?」
そう、シングルライダー制度で途中の待機列をごぼう抜きしてきたため
待機列途中で流れているアトラクションの説明動画などをすべて見ていないのだ。
シングルライダーは、初見さんに優しくない。
僕はそう思った。
内容をよく理解せず始まるアトラクション。
少し進んだところに、ジョーンズ博士が居て
「あ、ハリソンフォードだ。格好いいなぁ」とかぼんやり思っていると
「ここは観光で来るようなところじゃない!!」
と博士に叱咤され、同時に急加速するマシン。
グングン揺られながら古代遺跡の中を走り回り、
要所要所でハリソンフォードが声をかけてくれます。
その後も謎の遺跡の中を走り回り、
クリスタルなガイコツさんに
「消え失せろ!!」と言われて、そのままジープは遺跡の外へ向かいました。
……普通に面白かったな!!
世界観とスピード感が程よくて、無理なく楽しめそうなアトラクションです。
ディズニーランド側でいうところのスターツアーズ的ポジション。
このアトラクションはシングルライダーやってるし、後でリピートしようと思いました。
○諦めたらそこで演目終了ですよ
もともとは、そのままディズニーシーを一周する……つもりだったんですが
港町エリアをアトラクションも見ずに早足で通り過ぎる僕。
向かうは、ブロードウェイ。
そう、ビックバンドビートの初回公演である。
初回公演だけは、エントリーなしで先着で見ることができるのだ。
アプリの使い方を聞いた時に、一緒にキャストさんが教えてくれた。
この時、まだ時刻は開演1時間前。
「今日はもうショー見れないんだ、1時間くらいなら待ってやらぁ!!」
という気持ちでマンガを読みながら待ちます。
結局、ビッグバンドビートの待機列として劇場外に40分ほどならび、
開演20分前くらいには、
前から8列めくらいの横の方の席につきました。
そして、開演。
……全編英語だ!!
学生以降、磨くことを怠った英語力では、
聞き取れる内容は5割以下。
もっと英語の勉強しておけば良かった。。。
しかし、内容はよりミュージカル的というかブロードウェイ的な雰囲気。
音楽や踊りも衣装も、ブロードウェイの雰囲気を醸し出します。
そして、グーフィーは手足が長くて格好いい。
演目内で、急にミッキーがドラムを叩き出しますが
僕はドラムのマイキングが気になってしまい、一瞬音楽があまり入って来なくなりました……
職業病です……
ちなみに、キックとスネアに立っているのは見えたのと
ミッキーがドラムセットを降りても、聞こえてくるシンバルの音はあまり変化がなかったので
タム含めた太鼓系だけはきっちりマイキングしてあり、シンバルはBGMに入ってるやつしか聞こえてないかな、という印象でした。(合ってるかはわからない)
くっ、英語がわかればもっときっちり楽しめたのに……
と悔しい思いでビックバンドビートを後にします。
○冒険にトラップはつきもの
ハロウィンの水上ショーを中途半端な時間にやるみたいだったので、
火山側のちょっと離れた位置から眺めつつ、次の予定や諸々を調べてみます。
水上ショーを待つ暇な時間で前提知識をネット検索してました。
さて、水上ショーも見終わり、今後の戦略としては
先ほどスルーした港町的なエリアをみながら、さっきと逆回りに1周して
めぼしいアトラクションを探すことにします。
ハロウィンイベント期間だからということもあり、
ディズニーキャラに仮装した人がそれなりにいたのですが、
飛び抜けて僕の目を引いたのは、ズートピアの仮装をしたカップル。
うさぎのジュディの仮装をしている女性のスタイルが良く、
後ろ姿だけで可愛く見えてしまいました。
ケモ耳属性持ちなんですかね、僕。
そんなこんなで、ブロードウェイの方に戻りつつ港町エリアを散策しようとすると、
すごく名前を聞いたことある「タワー・オブ・テラー」が休止中でした。
内容は全く知りませんが、聞いたことあるアトラクションだったので少し残念です。
さらには、移動に便利そうな高架鉄道も動いておらず、
めぼしいアトラクションを見つけられないまま、古代遺跡エリアまでたどり着きます。
さすがにこんな序盤で同じアトラクションを連続で乗る気にもなれず、
一旦、クリスタルスカルはスルーします。
アラビアンなエリアにたどり着いたところで、待ち時間の少ないアトラクションを見つけました。
「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」
全く内容に想像がついていませんでしたが、
とにかく待ち時間が少ないということで、乗ることにしました。
アトラクションの雰囲気としては、
ディズニーシーの「イッツアスモールワールド」とでも言えばいいのか。
ゆっくり水上を移動する船が、シンドバッドのストーリーを追体験するような展示の間を進んでいきます。
シンドバッドのストーリーは知りませんが、なんとなく全容を把握できた気になるあたり、
最近話題の倍速コンテンツに近い何かを感じます。
ただ、イッツアスモールワールドほど世界観がごちゃごちゃしておらず、
良くも悪くもシンドバッドの世界観に寄っているため、
正直なところ、何も知らないディズニービギナーには面白くないですね。
それでも内容を理解して楽しもうとしていた僕に、
想定外のトラップが襲いかかるのだった。
シンドバッド「僕は見つけたんだ……友達という宝物を!!」
僕の左隣:空席
僕の右隣:空席
……ここには宝物が、無いぞ!!!
その後も5回くらいシンドバッドに「宝石よりも価値のある宝物、友達」とか色々言われました。
その度に小さなダメージを被弾していきます。
ようやく終わった……と船を降り、アトラクションを後にしようとした出口にて、
プレートに書かれている「友達は宝物」の文字。
ひどい追い討ちである。
今日は隣にいないだけ。
そう、誰にでもない言い訳を心の中でしながら、シンドバッドヴォヤッジを後にします。
もう、今日は絶対乗らんぞこれ。
○マジックランプシアター
先ほど通り過ぎた時に「後で絶対行く」と言っていた「マジックランプシアター」。
すでに運営時間に入っていたため、このタイミングで行くことにしました。
説明文によると3Dありということで、映像コンテンツなのかなとあまり期待していなかったのですが、
全く見事に期待を裏切られた形となりました。
入り口で3Dメガネを受け取り、
1つめの部屋でツボから出てくる変な蛇にストーリーを説明されます。
パッとしないマジシャンとその弟子が魔法のランプを見つけるところから始まり、
なんやかんやで、ジーニーが邪魔になったマジシャンはジーニーを閉じ込めてしまった。
弟子はジーニーと仲が良かったので、どうにか助けてあげたいということらしい。
そして、今から始まるのはそのマジシャンのワンマンライブとのこと。
そういう展開なのか、と内容を噛み締めながら次の部屋に向かうと、
シアターらしく座席が並ぶのですが、その先には舞台があり、
さっきのお話に出てきた”弟子”が立ってるじゃないですか。
しかも何やら、ジーニーを助けるための鍵を探しているとのこと。
「だれか、鍵を持ってませんか??」
「あ、そこの方鍵をお持ちなんですか?見せてもらえますか?」
「いや、それメガネですやん!」
と軽快なトークをお客さんとやりとりしつつ、全員が着席して落ち着いたところで
ワンマンライブが始まります。
コミカルに盛大に寄せたマジックショーをしながら、
ようやく鍵を手に入れた弟子はジーニーを開放します。
……というところで3Dメガネをかける指示が。
3D要素は、現実に存在できないジーニーを呼び出すためのギミックだったということです。
その後は「ああ、ジーニーだな」と思えるコミカルな展開に、
かなり飛び出し具合の大きめな3D映像が合わさり、
ARなマジックショーに変貌しました。
キャストさんの演技とコンテンツ力とが組み合わさった、
かなりエンタメ性の高いショーでした。
これは、今日イチになるかもしれない
そんな満足感とともに、マジックランプシアターを後にしました。
○組み合わせの誘惑
さて、そのまま1周して入り口付近に戻ってきたところで
時間も昼を過ぎたのでそろそろご飯を食べたくなってきました。
Twitterでサラッと聞いてみたところ、肉がいいんじゃないかという話だったので
対岸の古代遺跡エリアまでまた歩くことに……
歩いていると、先ほどとは別のズートピアカップルがいましたが、
同様にジュディ側の方は後ろ姿で可愛く見えました。
男性のほうはさっきのカップルのほうが気合はいった仮装をしていたように思えます。
多分、みんなジュディが可愛く見えるから
カップル仮装はズートピアを選んでいる人が多いのかもしれないと思いました。
家族とか女性の友達どうしで来ている方の仮装は、やはり定番のプリンセス系がおおい印象です。
なかなか、ズートピアが見たくなってきました。(見たことない)
さて、そんなズートピアカップルを眺めて……じゃなくて
ディズニーシーの作りこまれた世界観を眺めながらゆっくり歩いて、
ようやく、肉が食えるという「ユカタン・ベースキャンプ・グリル」へやってきました。
肉は食いたいな、でもデザートも欲しいな。いや、ポテトもいいなぁ。
と、メニュー表を見ながら迷っている僕の視線が一つのメニューでピタリと止まります。
”スペシャルメニュー”
ローストビーフ、骨つきウィンナー、ライス、ケーキ。
主食からデザートまで揃っているスペシャルメニューです。
間違いなく「迷ったらコレ」な選択肢でしょう。
「すみません、スペシャルメニューをお願いします」
「セットのドリンクはなににしますか?」
ああ、そういえばドリンクを選ばなきゃなとメニューを見上げたタイミングで、
遠くからは読めなかったスペシャルメニューの補足が目に入ります。
”ドリンクは追加料金で生ビールに変更できます。”
「ドリンクは生ビールに変更でお願いします。」
ローストビーフ、ウィンナーという美味い肉とビールの組み合わせを想像した結果、
サラリと生ビールへの変更をチョイスしてしまいました。
アルコール強くないのに!!
そして届いたスペシャルセットwith生ビール。
肉&ビール。完璧な組み合わせですね。
柔らかいローストビーフを切っては食い、冷えたビールを流し込む。
うん、美味い!!
……と思っていられたのも束の間。
ビールにはサイズ表記がなく、普通に300ml~500mlくらいのワンサイズです。
多いのよ。。。
あと、ケーキがちょっと僕としては微妙な感じでした。
さっぱりした甘さが好きなんですが、すこしネットリ寄りな濃厚な甘味だったことが要因かな。
やっぱり、テーマパークのケーキ類は僕の好みとは合わないのかもしれない。
○乗れるアトラクションが意外と少ない
ビールの中身を空にしようと、格闘すること30分。
ようやく、飲みきったので次の目的地を定めようと思ったのですが、
一周しても、あまり乗りたいと強く思えるようなアトラクションがなかったこともあり、
ふらふらと、お隣シングルライダーをしているクリスタルスカルへと向かいます。
30分というちょうど良い時間が経ったこともあり、ちょうどアルコールが回ってふわふわ気持ちいいタイミングですね。
今回は、シングルライダーの待ちが数人いましたが
さほど待つことなく乗車。
前回と違ってジョーンズ博士は
「君たち、一体何をしたかわかっているのか!?」
という台詞で迎え入れてくれたので違うパターンだったようです。
先ほどと異なり、端の席に座ることができたので
今回は横の展示物がかなり近くにみえたり、下の方まで見えたので、新しい発見がたくさんあって面白かったです。
あと、壁が近いので臨場感やスピード感が増して、ハイテンションになっていきました。
半分は、アルコールのせいですが。
流石にシングルライダーで2連続は気が引けたので、
酔い覚ましもかねてふらふらと歩き回ることにします。
ふらふらとやってきたのは、海底二万マイル。
いや、だって待ち時間が短いからさ……
メカメカしい潜水艇の作り込みとかも結構好みだったので、
今回はカメラ片手にじっくり楽しもうと思ってやってきました。
「特別に、貸切でのご案内となります!」
空いてたので、1隻貸切で案内されました。ラッキー。
先ほどは、潜水艇の窓から見える外の展示を眺めている時間が長かったですが、
その途中でメーターの指す値が場面場面で変わっていたことに気づいたので、
今回は中のメーターにも着目しながら、海底探索を楽しみます。
それにしても、このメータ格好いいですね。
とても写真映えします。
と、内装を色々見たり、先ほどとは別ポジだからこそ見える外の景色も見つつ
二週目を終えました。
見たいアトラクションもないし、今日はこの二つを往復するのもアリなのかもな、と少し思いました。
○やっぱり男の子は冒険・探検が好物
またふらふらしようと思って歩いていると、
朝に通った時にはやっていなかった「ザ・レオナルドチャレンジ」というアトラクションがやっていることを見つけました。
早速参加してみると、
何やら怪しい部屋に案内され、現れたのは”レオナルド・ダ・ヴィンチ”!!
彼の説明から物語要素を排除すると
このお城のようなエリアで謎解きミッションをクリアしつつゴールを目指す、アトラクションとのこと。
探索すべきポイントはいくつかあり、
1つのミッションをクリアするたびに、次の行き先がわかるようになっているとのことらしい。
らしいのだが、
「謎を謎のままにしておくのは気持ち悪くないか?」
と、いう無駄な好奇心を発揮した僕は
”全ての探索ポイントで謎を解いてから、最後にルートを確認する”
という、非常に無駄のある攻略法で立ち回ることにします。
ただまあ、謎というほど大袈裟なものではなく、
各ポジションで事実情報を確認していくだけなのですが、
それでも僕は、ボールペン(私物)を片手にメモを取りながら真剣にクリアしていきました。
そして、全ての謎を解き、無事にゴールしました。
そしてゴール後、使い終わった問題用紙兼探索ポイントの地図をリュックに仕舞い、
意気揚々と次の目的地はどこにしようかと考えながら、
道に迷いました。
下に降りようと思って階段を降りたら、塔の個室に繋がっていて行き止まりだったり。
……これだから探検は楽しいんだ。
散歩をしていても、行き止まりに当たると「やっちまったな」と思いながらワクワクしちゃいます。
そんな探検マインドを刺激されます。
おかげで噴火シーンを比較的近くで鑑賞できました。
○休憩……
ノリと勢いで選んだ生ビールが、ボディブローのようにじわじわと効いてきて、
少しずつ二日酔いのような頭痛がやってきます。
遺伝子検査の結果、僕の体質は
アルコールを分解しやすく、アセトアルデヒトを分解しにくいという体質らしく、
つまりすなわち、酔ってる時間が短く、二日酔いの時間が長い体質らしいです。
アルコールとの相性が激しく悪いですね。
そんなこともあり、休憩しようと思ってカフェを探しにまた歩き回ろうとしたのですが、
その序盤でまた、待ち時間5分の海底二万マイルが目に入ります。
……3度目乗ってきました。。。。
どんだけ好きやねん、という話ですが
単純にノーチラス号とネモ船長が好きなだけな気がします。
ただ、3回も乗るとそろそろ飽きてきますね……
そんなこんなで、できればスモークチキンレッグを食べたいなと思いながら
「ロストリバークックハウス」へやってきますが、結構まだ列があったので一旦諦めます。
クックハウス自体は19時までやっているということなので、一旦近くのカフェで時間を潰そうと思い、
やってきたカフェは「ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ」です。
タピオカドリンクを頼み、奥の席でゆっくり休みます。
ディズニーシーに来て感じていたのは「休憩のしやすさ」ですね。
ディズニーランド以上に、ところどころにベンチやテーブルがたくさんある気がしますし、
飲食店の数や座席数も多い気がします。
今日は平日で人が少ないのも相まって、座席に困ることは一切ない感じでした。
休憩しながら、このレポートの序盤を書きました。。。。
タピオカドリンクも飲み終わり、休憩を終えると
外はすっかり暗くなり、夜のイルミネーションが煌めいていました。
○蒸気船での航海、そして続く頭痛と後悔
夜のゴンドラはいいぞ、とのアドバイスをTwitterで受けたため
とりあえず入り口付近を目指すために、ずっと気になっていた「トランジットスチーマーライン」に乗船することにしました。
前回のディズニーランドでも船に乗り、今回も船というところで期待しながら乗船を待ちながら、
僕はとあることを思い出しました。
あ、チキンレッグ忘れてる。
時刻は18時過ぎ。
ここで旅立てば、チキンレッグを食べることは間違いなくできないでしょう。
一瞬の葛藤。列から抜けて戻るか、否か。
結局、列から抜けるほどの情熱も気力も無く、
そのまま蒸気船へ乗車。
さよならチキンレッグ。次来る時は絶対食べるからな……
夜のクルーズは、とにかく綺麗です。
ライトアップされたアトラクションが綺麗なのはもちろんですが、
手前の水面にそのライトが反射して揺らめくので、非常に雰囲気が良いです。
静かなゴンドラなら尚更雰囲気はいいんだろうなと思いました。
古代遺跡の方から夜に乗る蒸気船のメリットの一つは、
入り口の港が見えてくる瞬間、あの景色だと思います。
ノーチラス号の脇を抜けて、
橋桁の下から見える、港町の景色。
そもそもディズニーシーの夜景が初めてだった僕は、
あのタイミングの景色が強く印象に残りました。
さて、下船してアプリを確認してみると
ゴンドラの待ち時間がさらに増えています。
……さすがに50分待ちは厳しいな、というのと
いまだに続く頭痛に気持ちがダウンしつつ、ふらふらと再び軽食休憩を取ることにしました。
あんな1杯のアルコールにここまでやられるとは全然思っていませんでした。
(ちょっと水分補給少なめだったのもあるのかも)
ひとりでお酒を飲むのは、自宅とライブハウスだけにしようと心に誓いました。
今度はブロードウェイの脇、「ニューヨーク・デリ」へやってきました。
今更ですが、この辺りのニューヨーク風の街並みもかなり雰囲気良いですよね。
入り口付近の欧風なデザインとは違っているというのも良いし、
ランドの方の”西部開拓時代”よりも少し後、でもまだ冒険と開拓の心が強く残る時代な感じで良い感じです。
ここでは酔い覚ましということで
あったかい野菜スープと、ちょっとしたスイーツを選択しました。
野菜スープはめちゃくちゃ染みました。美味い、、、
スイーツの方は、限定カップがついてくるやつです。休憩しつつ、ちゃっかりお土産をゲットしています。
○タートル・トークという伏兵
休憩しつつ、すでに終盤となった時間も考慮しつつ今後の攻略ルートを検討します。
ただ、めぼしいアトラクションがないということもあったので、
「タートル・トーク」と「ニモ&フレンズ・シーライダー」という、
どちらかというと座って眺める系の雰囲気が漂うアトラクションで時間を潰しつつ、
最後の花火に時間をあわせる戦略を立てます。
通り過ぎるたびに気になっていた
「S.S.コロンビア号」に乗れるというところが少し楽しみになりつつ
内容はあまり期待しないまま「タートル・トーク」へ向かいます。
そしてここが、本日2回目の
期待を大きく裏切られたアトラクションとなりました。
まず、アトラクション前に乗組員のお姉さんから説明を受けます。
「ウミガメの挨拶を知っていますかー?」
「『お前たち、最高だぜ!』って言われたら、こうやって両手をあげてください!」
「それでは、練習です、『お前たち、最高だぜ!』」
「うおー」
「はーい、でも声は出さなくて大丈夫ですからねー」
コロナ禍ということもあり、声は出さなくていいらしい。
「はい、ということでもう一回練習しておきましょう、『最高だぜ!』」
「うおー!」
さっきよりもみんなの「うおー」の声が大きいんだがww
そんなこんなで、海底展望室へ入るとまもなく、ウミガメのクラッシュがやってきた。
おお、クラッシュが喋ると部屋の角の機器のレベルメーターが動く……
セットの作りが細かいな……と感心していると
「お前たち、最高だぜ!」
来ました。先ほど言われた通り両手を上げます。
「ん?後ろの方に俺たちウミガメの挨拶を知らない奴が居るな……?」
と、明らかにこちらの動きを見ていそうなコメントがクラッシュから飛んできます。
いや、事前説明でも質問できるとは言ってたけど、そんなにフレンドリーにかまってくるの!?
一通り、ウミガメの挨拶を知らなかったらしい後ろの方の男子学生を弄った後、
クラッシュは前の方の小さな子とも会話します。
いや、小さな子のおぼつかない感じの喋りが可愛い……
周りからも「可愛い……」の呟きが聞こえてきます。
次の質問者は男子学生。
「彼女に振られてしまったのですが、どうしたら新しい恋に出会えますか」
とのこと。いや、彼女が居たという時点で羨ましい限りですねとも思いつつ、
どうお悩み解決するのか個人的にも気になり、クラッシュの返事を聞き逃さないように耳を傾けると、
「……さがせ!」
バッサリ斬ったぁぁ!
その後も、留年の悩みには「勉強しろ」とバッサリ斬り捨てたり、
「黒歴史はあるのか」という問いに「俺の人生に後悔はない」と格好いいことを言った上に
「そういうってことは、お前にはあるんだよな?」と逆に黒歴史を問うカウンター。
質問者側がテストの点数がかなり悪かったことを白状させられる。
小さな子に「好きな食べ物」を聞かれたら、冗談を交えつつ丁寧に答える紳士っぷり。
そして去り際には、先ほどの質問者二人に「勉強しろよー」と声をかけて去っていく。
このウミガメ、コミュ力半端ねえ……
コミカルながらも、筋の通った受け答え、
さながらラジオのお便り紹介のような雰囲気で面白かったです。
全然期待してなかったこともあり、僕の中の「タートル・トーク」の評価がうなぎ登りです。
○花火まではまだ時間がある
「タートル・トーク」からそのまま海の生き物シリーズということで、
「ニモ&フレンズ・シーライダー」へ向かいます。
中に入ると、
想像とちょっと違って、研究施設のような近未来的な内装にちょっと心がときめきます。
アトラクションの説明を研究員のお姉さんがしてくれます。
チヂミニウム(合ってる?)という合金は電気を加えると、縮む特殊な性質があり
それで作った潜水艦に人工フィッシュ知能という、魚の知能を再現したAIを搭載して
魚になりきって海を探索できるとのこと。
チヂミニウムで作った潜水艦模型で、実演してくれるそうなので、見ていると
たしかに、一瞬でそこそこ大きさが合った模型が小さく縮んでいた。
じゃあ、これからシーライダーに乗り込みましょうとのことで案内される、
いや、ちょっと待ってくれ
電気を加えて潜水艦の模型が小さくなったのは見えたけど、
元のサイズに戻るという話が聞けてないんだが!!
と、内心でツッコミを入れつつ
シーライダーへ乗り込みます。
雰囲気的にはスターツアーズに近い感じなので、おそらく同様の構造でしょう。
内容的には、ニモの要素を入れ込んだ海中探索ストーリーで
子供でも楽しめるマイルドなアトラクションでした。
……ちょっと物足りないですね。
花火までの時間は……まだある。
こうして僕は、
3回目のクリスタルスカルの冒険へと繰り出していった。。。。
○終わりを告げる花火
ディズニーランドのような夜のパレードがないので、ディズニーシーのエンディングは花火となります。
儚く散る花火で終わるという呆気なさに、少し夢の国とは違った寂しさを感じます。
クリスタルスカルのアトラクションを出た少し先にいい感じの橋があったので、そこから花火を眺めると
ちょうどアラジンの宮殿の上方に花火が打ち上がるポジションかつ、水面の反射もありなかなかロマンチックでした。
辺りが明るくなるほどの派手な花火を最後に打ち上げて、終了となります。
あとは出口へ向かって帰るだけ……ではありますが、
どうしようかなと思いながら歩いていくと、ふと目に入るカラフルな建造物。
そう、リトルマーメイドのエリア。
今日1日、一度も足を踏み入れてません。
そもそも、見た感じ面白そうなアトラクションがなかったということもありすっかり忘れていました。
最後ということで、雰囲気だけでも感じて帰ろうということで
中へと入っていきます。
ひときわカラフルな内装でポップな雰囲気。
閉鎖的な分、見える景色全てが作り込まれたものになるので、エリア全体の統一感がものすごいです。
照明の雰囲気も相まって、幻想的な世界が広がっています。
とはいえ、アトラクション的には面白そうなのはないかなーと思っていたところ、
奥に見える「theater」の文字。
こんなところにシアターあったのか?
と思ってアプリを確認すると、「マーメイドラグーンシアター」が。
かなり他のアトラクションと隣接していて全然気づきませんでした。。
とはいえ、もう閉園時間でシアターは閉場済み。
残念ですが、どうしようもないのでそのまま出口へと向かいます。
また、次回。来るからなきっと。
○冒険の終わり
最後にグッズでも買って帰ろうと思って、ショップに寄りましたが
一日中歩いていた疲れもあり、人の多さにやられて断念。
次回、何かの折に来た時は今回の分も散財します。
カチューシャ買ったりしてな!
ともあれ、出口に向かいながら上を見上げると、
建物の上の方にライトを振る人たちがちらほらと見えます。
ディズニーシー直結の「ホテルミラコスタ」に泊まる人たちですね。
僕の冒険はもうすぐ終わりだけど、あの人たちの冒険はもう少し続くんだろうな
と少し羨ましい気持ちになりつつ、その下を通り過ぎていきます。
そんなロマンチックな妄想に勝手に浸っていたからか
出口を間違えて舞浜駅から遠い方の出口に出てしまい、10分ほどロスしました。
これもまた冒険。家に帰るまでが冒険ということです。
○今回のまとめ
コンセプトとして、
ディズニーランドは「夢と魔法の王国」
ディズニーシーは「冒険とイマジネーションの海」
ということでしたが、その違いの一端をところどころで感じることができました。
夢と魔法は見るものなので、基本的には
「ディズニーランド」という完成された世界があり、そこに僕らが入り込んで体験していく形です。
一方で、冒険は自分がする選択、行動がメインとなるので
「ディズニーシー」という世界で何をするかが問われるアトラクションが比較的多い印象です。
いや、それはコンセプトを聞いた僕の偏見も入っているかもしれないですね。
ただ、アトラクション以外の部分でも
所々にある休憩スペースであったり、アトラクション外のセットで見て回れる場所が多いことなど
人それぞれの楽しみ方を見つけられるような作りになっているような印象がありました。
昔友達に「ディズニーランドとシーの違いってなに?」って聞いたら
「シーの方が少し大人向けかな」って言っていたのは、アルコールうんぬんとかじゃなくて
自分で楽しみ方を選べる余地が多いという部分を指していたのかなと少し思いました。
あと、夜の雰囲気が良すぎるのでマジで恋人向けだと思った。
あの雰囲気の良さ、妖しさはやばい。
思わず僕は「この雰囲気で別れ話したらものすごく画になりそう」って思ったくらい。
(発想がひねくれている)
いや、すごい綺麗な夜景を見ながら「愛してる」とかいうより、
「……別れよっか」
とか言ってたほうが、
なんかすごい切ない奥行きのある恋物語がありそうな雰囲気の画になるじゃないですか……
最後に、今回の個人的な反省点としては、
TwitterとかLINEとかでスマホ見すぎたわ、と帰り際に思いました。
いや、そもそもアプリ必須なシステムがよくないよな。便利だけど。
スマホを開くのを忘れるくらいの没頭感で1日遊べるくらいの度量が欲しい。
とはいえ、なんだかんだでTwitterでリプもらったりして、
アドバイスが聞けたりというメリットはあり、おかげで楽しめた点もありました。
一人旅というコンセプトで始めているにもかかわらず、結局一人じゃなかったなとふと思いました。
宝物は既に持っていたんだなと。
ということで、今度ディズニーリゾートに来る時は
友達とワイワイしながら有名なアトラクションを並んで乗りたいなというところと、
今度こそひとりで、何か思いに耽るようにじっくり楽しむのもいいのかもしれないなと思いました。
あと、流石に何度もすれ違って、すれ違うたびに可愛いとか思ってたら
ズートピア見たくなったけど、ディズニー系はディズニーがサブスクやってるから
他の見放題系のサービスだと課金コンテンツなんだよね……
課金して見てみようかなぁ。
オマケ
3回も乗ればこんな動画も作れる
(レンズ手振れ補正なしの25mm単焦点オンリーだったので手振れと画角は納得いかない…)