ディズニー初心者のディズニーランド探検記

ディズニー初心者がひとりでディズニーランドに行ってきました。

想像以上に面白かったので、記事にしてこの気持ちをネットの海に流してみようかと思いました。

○ぼくのスペック

・ソロ活初級者

ひとりで散歩しに行って、知らない街でブラブラするのは好き。チェーン店以外に入るのは勇気が要るのでよっぽど良さそうなときだけ頑張って入るレベル

・ディズニー初心者

最後にディズニーランドに行ったのはおよそ10年前。高校時代です。
トイストーリーは2まで、アナ雪は流し見、美女と野獣やシンデレラは幼少期に観たきり。
有名どころは何となく見たことあるけど、そんなに繰り返し見たりとかいうことは無いレベル。
ベイマックスだけは大学に入ってから見た。

スターウォーズはディズニーになる前の作品は全部見てる(ディズニーになってからのはみてない……)

・ライトオタク

アニメからゲームまで色々触れたり、少しマイナーな作品とかにも普通に手を出しちゃうオタク。

○なんで一人でいったの?

懸賞で当てたペアチケットの有効期限が切れかけたからです。

誘える人が出来たら誘おう……とか思って寝かせてたら気づいたらもう期限だった。

売ることも最初に考えたけど、やっぱり頂き物だし自分で行くべきだよねということで
使うことなく期限が来たら、ひとりでランドとシーそれぞれに行くぞと決めていた。

○先に結論

お、面白かった……!!

あれだけ広いテーマパークなら、ひとりでもまる一日居れますね。

世界観を楽しめるタイプの散歩好きなオタクなので、
アトラクション乗らなくても半日くらい居れそうでした。

〇ディズニー散歩レポート

○入場、最初にやったことは……

開場時間に行くぞと意気込んだものの、
前日に友人たちと飲み、終電で帰ってきた僕にはそんなバイタリティはなく
でもディズニーに行く気持ちはちゃんと持っていて。
結果として、アラームが鳴ってから30分ほど起ききれずにベッドでごろごろしていました。

そんなわけで、開場時間の30分後くらいについた僕は

まず…ショップに直行しました。

ディズニーといえばネズミミカチューシャ……
を買ったわけではなく、普通に日焼け止めを忘れたからです。

一日外を歩くのに日焼け止めなしはヤバいと行きの電車で気づいて、
ランドの中で売ってることをネットで確認してから入場しました。

なんか、爽やかな香りのするおしゃれな日焼け止めでした。
でもこの夏はもう使わないかな……

○気を取り直して…

アーケードの先に見えるシンデレラ城。

「ああ、来たんだ。ディズニーランドに。(倒置法)」

としみじみ思いつつ、
頭をよぎるのは一昨日見たニーアオートマタのRTA動画。

……聞こえてくるBGMがどこか不穏に聞こえてきたし、建物の角が壁抜けできるか気になってしまった。

さて、迷路に迷わないコツは右手をずっと壁につけて歩くことだという攻略法があります。

今回のディズニーランド訪問は趣味の散歩も兼ねてるので、
あまりアプリのマップを頼らずに歩く気持ちで、向かって右手に向かって適当に進みます。

10年前の記憶だとこっちの方にスペースマウンテンあったなーと思いながら歩いていくと、
すぐに未来感溢れるトゥモローランドへとたどり着きます。

特徴的なメガコープ社の本社ビル……
じゃなくてモンスターズインクの本社ビルを脇目にみつつ、

「そういえば前にスターウォーズのアトラクションが出来たってテレビで見たな」

と思い出し、とりあえずスターツアーズを目的地に定めることにしました。

○はじめてのスターツアーズ

スターツアーズの前までたどり着くと、ただいま25分待ちとのこと。

ディズニーランドといえば、一時間待ちもザラというイメージを持っていたので、
まぁ25分くらいなら良いだろうと、さっそく入場することに。

そして、一歩足を踏み入れると、そこは完全にスターウォーズの世界観。

テンション上がる……!
(ディズニーは初心者だがスターウォーズは見ていた人)

2つ目の待機エリアにはR2D2とC3POが。実物大だ!!

というところにテンション上がりつつも、
周りのセットのディティールをキョロキョロと眺める。

完全にディズニー初心者オーラを出すおひとり客である。

3つ目のエリアにはドロイドたちがたくさん。
「あっ、あれみたことある! 64のポッドレーサーでジャンク屋から買ったぞ!」
とか、一人で心の中で思いながらじわじわ進む列についていきます。

列の先頭が近づくと、キャストさんが「お一人様の方いらっしゃいますかー?」と呼びに来てくれたので、目の前の5人くらいだけ抜かしてアトラクションへと進みます。

ついに、スタースピーダーへ搭乗。
本日初のアトラクション。

そして、ここでも周りのセットをキョロキョロと眺める僕。
一歩間違えば不審者である。

そして、ついに始まるスターツアーズ。

C3POをパイロット席に乗せ、本来のパイロット不在のまま発進することになるスターツアーズ。
ところが、発信直前に検査ドロイドに引き止められ、
この中にスパイがいるとのこと……って俺じゃねぇか!!

画面の中のスパイの写真は間違いなく俺。
マルコと銀河竜のスカジャンを着てディズニー来るやつなんて俺しかいねぇよ。

座席についてからもキョロキョロしてたら、案の定本編内でもスパイ認定をいただきました。

とか言っているうちに、スタースピーダーは急加速急発進。
思った以上にきっちり座席が揺れて、すごい臨場感でした。

現実世界の動きに驚いているうちに、
アトラクションのストーリー的には、なんとか追っ手を逃げ切り
なんとそこは惑星タトゥイーン。

ポッドレースの真っ只中じゃねぇか!!
(ディズニーは初心者だがスターウォーズはry

セブルバ居るじゃん!絶対なんか投げてくる……ほら来たよ!

なぜかポッドレースで優勝してそのまま勝ち逃げすると、
なんかスパイは共和国側のエージェントなんだとか魚顔の館長が通信してきたり。

俺、共和国側だったのか(自覚なし)

そして言われるがままに見たことある深海の都市へ。(さすがに名前を覚えて無い……)
怪物に襲われたりしつつ、なんとか基地のハンガーに不時着……

なんというか、あっという間に終わった。

あっという間だったけど、スターウォーズ好きならかなり濃い内容ですねこれ。

まぁ、コスパ的には正直なところ30分以上は待ちたくないなと思いました。

○右手の壁に沿って歩くとそこは…

迷わないように右手の壁に沿って歩いていくと、
数少ない僕の覚えているアトラクションの一つ、
「スペースマウンテン」が休止中なことが発覚しました。

月歌ちゃーん、ショック!

とか思ってると、さらっとトゥモローランドを通り抜けてあたりの雰囲気が変わりました。
それでも右に沿って歩いていると、気づかぬうちに袋小路まで来てしまいました。

袋小路の先は、なんだか見たことないアトラクションだな
と思いつつ近づくと、雰囲気的にショーが見れるアトラクションみたいだということを察する。

ディズニーランドは「知ってる」前提なのか、アトラクションの近くにアトラクションの内容の説明がかなり少ないのが、初心者に優しくないと思う。
仕方なく、入れていた公式アプリを見ると「ミッキーのマジカルミュージックワールド」というショーアトラクションらしい。

まだ入れるということなので、とりあえず入ってみることにしました。

座席は先着順らしいので、ふらふらと空いてた二階席のはしに座っていると、
キャストさんがやってきて
「お一人様ですか?二階の真ん中の方にひと席あるので是非!」
と声をかけられたので移動することに。

いわれるがままに移動すると、二階席の最前列のほぼ中央でした。

ステージの手前から奥までが見えるスポット。
めっちゃ見やすそう。ありがとう、キャストのお姉さん!

ショー自体の流れとしては、
ミッキーたちが魔法のオルゴールを動かしたが、何故か最後の歌が流れない。ミッキーたちはオルゴールの中の世界に入り込んで、なくなった歌を探すことに…!
という感じのミュージカル仕立てのショーでした。

回転する舞台に、可動式スクリーンへのプロジェクションマッピングなど、
全編暗転無しで進むショーは、展開の工夫も含めていろいろとすごいですね。

そして、コンテンツとしても、たくさんディズニーのキャラクターが出てきたので、
おそらくディズニー好きはそれぞれのシナリオも浮かんで更に楽しめるんだろうな…と思いながら、
ディズニー初心者の僕は、単純に歌と踊りのショーとしてですがしっかり楽しめました。

…そう、とても、面白かったんです。

右手の壁に沿って歩き、このアトラクションに迷い込んだことで、今日の方針が定まりました。

ライド系ではなくショー系のアトラクションを攻めると。

……あと、椅子がフカフカで気持ちよかったです。寝れそう。

○散策を続ける…

知らない人と相席になるのが得意な方ではないので、アクション系のライドはちょっと厳しいよな……
とか考えつつ歩いていると、シンデレラ城ではないお城が見えてきました。

近くまで行くと、どうやらこれが噂に聞いていた新アトラクションの美女と野獣らしい。
友達がおすすめしていたので気になったのですが、45分待ち。
さすがにひとりで45分待つ気持ちにもなれずスルーすることに。

次に見えてくるのはトゥーンタウン。

あまりアトラクションが無いので、高校時代に来た時は完全にスルーされたエリアですね。

せっかくなので散歩してみましたが、子供向けのアトラクションやグリーティングスペースが多く、
ディズニー好きじゃなければ、そこまで魅力的なエリアではないかなと思いました

トゥーンタウンも通り過ぎて少し歩くと、
僕の覚えている数少ないアトラクションの一つ、「ホーンテッドマンション」も休止中なことが発覚。

ちなみにあと僕が覚えてるアトラクションは
スプラッシュマウンテン、ビッグサンダーマウンテン、カリブの海賊の3つです。

先に言いますが、カリブの海賊も休止中なことも後ほど発覚しました。

まあ、特にそのアトラクションを目当てにしていたとかではないので!(ちょっと強がり)
そのままフラフラ散策してクリッターランドへ突入。

「スプラッシュマウンテンもひとりで乗りたいようなアトラクションじゃないし、
このままとりあえず一周して土地勘得るのもありだなー」
とか思いながらあたりを眺めていると、
ふと視界に入ったとあるアトラクションが空いていることに気づきました。

○選ばれたのは……

そう、マークトウェイン号です。
クリッターランドを巡るアメリカ河を一周する蒸気船です。

こんなアトラクションもあったのか!と感心しつつ、空いててすぐ乗れそうだったので乗船。

マークトウェイン号の三階で舞浜…じゃなくてアメリカ西部(という設定)の風を感じながらクルージング。

こういうゆったりした時間の使い方は、ひとり旅ならではな楽しみ方気もする!
(あとはディズニー慣れしてるカップルとかはやってそうだったけど)

ただのクルージングなら箱根の海賊船とかとかわらないのだけど、ここは夢と魔法の王国。

アメリカ西部の開拓時代を舞台にした感じの、割と軽いテンションなアナウンスを聞きながら、
川のほとりの小動物やインディアンを眺めます。

途中にある妙にリアルなインディアンたちのセットにちょっと笑っちゃったw

ゆったりしたクルージングは、がっつり面白いかと言われると正直面白いわけではないですが、
こういう贅沢な時間の使い方してると休日感あって良いですよね。

僕は好き。

クルージング時に見えていた内陸の島、トムソーヤー島にはイカダで行けるらしいので
せっかくだからそっちにも遊びに行くことにしました。

高校時代はトムソーヤー島に行こうなんて声はヒトコトも出なかったよ。
(当時もディズニーランド初心者なので、友人についていくだけだった)

トムソーヤー島は、アトラクションというよりも公園みたいな立ち位置で
ちょっとしたフォトスポットがある散歩コースみたいな印象でした。

みんなで行くかと言われたら、たしかにここにはいかないな……

〇ビッグサンダーマウンテンはスルー。

理由はスプラッシュマウンテンとおんなじ。
特に絶叫系が好きなわけでもないし、
そもそもビッグサンダーマウンテン程度なら絶叫と呼ぶほどでもない……?

と言い訳を並べておきますが、単純に混んでいたというのもあります。

一人なので、30分以上待つアトラクションは待機時間とのコスパが悪いのでNG
(とさっき勝手に心の中で定めた)
なので、定番の一つである、ビッグサンダーマウンテンはスルーしました。

ということで、またふらふらと夢と魔法の王国の空気感を感じながら散策していると
視界の端から聞こえてくる「アローハー!」の声。

さっきまで俺は西アメリカに居たはずなんだが?と思いながら振り返ると
なにやらスティッチのショーアトラクションがあるらしい。

スティッチはなんかアニメを1回くらいは見たことあって、
ぼくのスティッチへの認識は、
「ハワイにやってきたいたずら好きのめっちゃ強いエイリアン」です。
多分大体あってる。

さて、今日はショーをメインに攻める、と僕は心に決めたので
せっかくなので普段なら絶対いかないであろう、このスティッチのアトラクション
「魅惑のチキルーム:スティッチ・プレゼンツ”アロハ・エ・コモ・マイ!”」を見ることに。
(名前がめっちゃ長い…)

10分程度、手前の待機ゾーンで待つことになりましたが
ショーが近づくと、諸注意と合わせてキャストのお姉さんがハワイの挨拶を教えてくれます。

「みなさん、アローハー!!」

今日イチで可愛いかったです。(この後も含めて)
声が通って、テンション高めのお姉さんが「アローハー!」って言ってるのがとても印象的でした。

肝心のショー自体は、部屋全体がアトラクションとなっているタイプのショーで
上のほうに居る鳥さんたちが歌ったり漫談したりする感じでした……と思ってたら、
お前まで動くんかい!!って感じにいろんなところが動いて面白かったです。
(何がどう動くかは実際に行ってみてくれ)

あと、スティッチ。
終盤にスティッチがど真ん中に出てくるんですが、
すげぇ動きが”スティッチ”なの。

映像とかじゃなくて、言い方はあれですが動く人形、ロボみたいな実態で登場するんですが
表情や目線も結構複雑に変化しているおかげで、スティッチの実在感が半端ないです。

正直そのシーンまでの鳥さんの動きとかがカクカクでナメてました。
最後のスティッチは凄い。
スティッチをちょっとでも好きだなって思う人は、1度は行く価値がありそう。
(好きな人は僕なんかにいわれなくても行くか)

〇ようやく園内一周……

カリブの海賊が休止中なのを横目で見つつ、ようやくワールドバザールまで帰ってきました。

ふぅ、これでようやく園内一周か……
いや、シンデレラ城行ってねえ!

周りをまわって満足して、中心のどでかいオブジェはスルーするところでした。

ワールドバザールまで返ってきたので、せっかくだから正面からシンデレラ城を攻めることにします。

いや、もうアメリカとかじゃなくてファンタジーだよね。
内部どうなってるんだろ。メンテ大変だし基本的にはハリボテなのかな。

一番目立つアトラクションだとはいえ、シンデレラ城自体はあまり見どころらしい見どころも無く、
一応、上の「シンデレラのフェアリーテイル・ホール」にも登ってみましたが
案外人も多く、ちょっとシンデレラ好きじゃないと楽しめない展示かなーというところで早足で通り過ぎることに。

でも、このタイミングでシンデレラのイメージカラーを認識ました。
さっきのマジカルミュージックワールドで
「あのプリンセスたち、ジャスミンとエルサ以外わからないな……」
と思っていたので、ディズニー通に向かって一歩前進です。

シンデレラ城も見終わり、ようやく本当に園内1周が終わると
すでに時刻は13時過ぎでした。

〇次はどうする?

園内も一周し、めぼしいアトラクションは一通り眺めて
現時点での待ち時間も長いことはアプリで再確認済み。

Q:じゃあ、どうするのか。
A:ショーを見る

ということで、アプリからショーの観覧予約を行うことにしました。
さっきはマジカルミュージックワールドを見たので、
今回はもう一つのショー「クラブマウスビート」を予約します。

予約時間は14:15。

……ちょっと時間が中途半端に余る。

ということで、ワールドバザール内をふらふらすることに。
ショッピングモールとか散歩するのも好きなので、
こういうテーマパークのアーケードは歩いているだけでわくわくできます。

なんかすごそうなおばあちゃんがいたので占いをお願いしました。

“待ちに待った手紙がついに届きます。
(中略)
あなたは音楽が好きな人が好きです。そしてダンスが好きです。
あなたは衝動的な人で、何かうれしいことがあると、その喜びのあまり感激の声をあげてしまいます。”

音楽が好きな人は好きだけど、ダンスは経験ほぼないからわかんないなあ!!

おばあちゃんの占いは1分くらいしかかからず、アーケードといいつつあまりゲームがなかったので
時間つぶしにはなりづらいですね。

夢と魔法の王国だから、電子機器的なゲームはアンマッチということなのかな。
遊園地のゲーセンコーナー結構好きなのに。

そんなこんなで、時間はまだまだあったので
遅めの昼食の目星をつけるべく、飲食店を探しながらワールドバザールとトゥモローランドをふらふらしながら時間をつぶしました。

その過程で、しれっとリトルグリーンメンまんじゅうを買っちゃうわけですが。
食おうとしたら目が合うこの感じ、どことなくサイコパス感というか、罪悪感出るよね……

〇マックイーンだ!!!

ようやく、「クラブマウスビート」へ入場しました。

さっきのマジカルミュージックワールドでは2階席だったので、
屋外ステージで1階席しかない今回はとてもステージが近く感じます。

今回は踊っているキャストさんたちの表情までばっちり見える距離です。

始まってすぐに
こんな生き生きした表情で踊ってたのか!!
という驚きと感動が一気にやってきます。

女性のダンサーのキャストさんたちは割と笑顔で可愛めな感じの方が多いんだけど
男性のダンサーのキャストさんたちは、時折真剣味のある表情が一瞬混ざったりとかして
でも生き生きと楽しく踊っていてなんというか……イケメンでした。うん。

こりゃあ女性のディズニーファンはキュンキュン来ちゃいますよ。
ダンスしているなかの一人が、ステージ上で軟化のタイミングで振り返った瞬間に
ペロッと舌出したりしてて、非常にあざとい人がいたのが印象に残っています。

そんな感じに、キャストさんたちのダンスにわくわくしながら、
先ほどのミュージックワールドとは打って変わって、格好いい系というかノれる曲が多めで
大音量でそんな曲が流れてくるので、見ている側もだんだん引き込まれていきます。

クラブマウスビートというくらいだし、クラブ系の音楽が多いのかなと思っていると
急に聞こえてくるディストーションギターのロックなリフフレーズ。
旗を持って出てくるキャストさんたち。
白と黒のチェック模様の旗……そう、チェッカーフラッグである。

ライトニングマックイーンの登場だ!!!

カーズは何回か見たことあって、車とかレースが好きなこともあり結構好きな作品なんだけど、
この瞬間までディズニー作品だってことをすっかり忘れていました。

マックイーンが入ってくるとき、たまたまだとは思うんですが
瞼の位置にちょうど照明が反射して「キラーン」って感じに見えました。

……ディズニーのことだから角度を狙ってるのかもしれない。うん。

マジカルミュージックワールドと同じで、いろんなキャラが変わりばんこに出てくる感じですが
今回はヴィラン側の楽曲が、クラブっぽいノリとマッチしていて格好良かったです。

それにしても、フック船長は人間なのにどうして作り物の顔なんでしょうか。
プリンセスやピーターパンみたいに、人間が扮してもいい気もするんだけどなあ。

〇お昼休み

お昼には遅くおやつには早い時間帯。
いろいろ迷いましたが、結局トゥモローランドで昼食をとることに。

ハンバーガーです。

ここでがっつり休憩する予定だったので、
持ち込んだノートパソコンを開きつつ、撮った写真の整理や
趣味の作曲に手を付けようとしました。

……曲が浮かばない。
夢の王国のハッピーな雰囲気にひかれて何か浮かぶかなぁと思ってましたが
僕のスイッチには引っかからなかったみたいで、なにも浮かばず。

というより、曲を作ろうと思ってあらためて気づいたんですが
BGMが音量が少し大きめなのと、かなりメロディックで耳に残る印象です。
普通のカフェや飲食店だと、音量小さ目で歌謡曲を流したり
聞き流しやすい、シンプルで優しめなインスト曲とかが流れてると思いますが
結構な音量でファンタジックな音楽が流れてくるので、リラックスには向かないかもです。

多分、リラックスしたいならワールドバザール内のちゃんとしたレストラン・カフェがいいのかもしれない。

なにも浮かばないので、この後どうしようかなと思いながら
ディズニーランド公式アプリを確認していると、

マジカルミュージックワールドがもう一回見れることに気づきました。
(初回公演は予約不要で先着順なので)

……行くか。

ということで、サクッとマジカルミュージックワールドのエントリーをします。
クラブマウスビートで、近くで見るとキャストさんたちの表情も見れて楽しいことを知ったので
今回は近くで見れるといいなと思いながらエントリー。

1F中央ブロック9列目。やった!かなり近いぞ!

わくわくしながらも、エントリーした開園時間まではまだ時間があるので
もう少しだけダラダラと過ごしました。

〇2回目のマジカルミュージックワールド

そう、これこれ。
と、本日2度目のフカフカ椅子に座りながら思いました。

先ほどは2階席ということでステージ全体を見下ろせる位置でしたが、
今回は9列目ということで、感覚的には目線がステージ+1~2mくらいの高さです。

クラブマウスビートが近くで観れて面白かったので、わくわくしながら開演を待ちます。

そして、開演。

ミッキー近い!!ステージセットデカい!!

2階席から見ているとサラッと見てしまいますが
1階席からみると、ステージのセットの大きさに圧倒されました。

そして、期待していた通り
今回はキャストさんたちの表情も見えて、よりリアルなショーが楽しめます。

ただし、近くで観ているということは
舞台セットが大きいことや、手前の演者と被って奥の演者が見えないタイミングも出てくるので、
先に2階席で全景を見て、演者の動きと話の流れを理解したうえで観れたのはある意味ではよかったのかなとも思いました。

1階席からだと、
オルゴールの前面がピアノの鍵盤みたいなデザインになってることすらわかりづらかったです。

そして、プリンセスが踊るシーンでは
さっきは誰だか全然分からなかったシンデレラが、今度は認知できるようになってました。

一番近くで観たことで印象が変わったキャラクターは「グーフィー」。

最初にマジカルミュージックワールドを2階で観たときは
その話し方の印象からなよなよして見えてたんですが

クラブマウスビートで近くで観て、マジカルミュージックワールドでも近くで観て思いました。

踊ってるグーフィーめちゃくちゃ格好いい。

他のキャラクターに比べて、頭身の比が大きく、手足が長いので
とってもダンスが様になるし、服装もバランスが良くて格好いい。

踊ってるグーフィーは格好いいです。

ミュージカル的なショーを2回も見たことにより、
がぜんミュージカルとか舞台系のイベントに興味が出てきたんですが

ミュージカルや演劇のチケットって結構高いんですよね……
人と手間がかかってるのは理解しているので、適正価格なんだろうとは思いますが。

特に、今回のように演者の表情が生で見える距離はS席扱いで価格が跳ね上がります。

うーん、でも一度は行ってみたいぞ。

いつか行こうと心に誓いました。

そういう意味では、ミュージカル的なショーを近くで手軽にみられるというところで
マジカルミュージックワールドは「コスパのいい」アトラクションなのかなと感じてきました。

ライド系アトラクションが好きな人も、
ライド系に疲れるタイミングを見越して、エントリーしておくとよいのかもしれません。

〇やることが大分なくなってきた

一応美女と野獣も確認しましたが、45分待ち。
やはり新作アトラクションは列が途切れないですね。

どうしようかなと思っていると
イッツアスモールワールドが5分待ちということなので、サラッと乗ることに。

多分乗ったことあったような気がするんですが、
内容全然覚えてなかったのでほぼ初見に近い気持ちで乗りました。
ほんとにイッツアスモールワールドのタイトル通りですね。

小さな世界がいくつも連なる世界観で、
ステレオタイプな「夢の国」らしいアトラクションなんですが
初見であれば、意外と飽きずに一周回れます。

「あ、あれ知ってる!バラライカだ!」
「バラライカ2回目キター!」

みたいに、楽器が出てくるたびに注目するのは僕ぐらいかもしれません。

途中、ふと冷静になって
めちゃくちゃいろんな人形がカクカク動いてるのに、動作音が聞こえないことに気づいたんですが
同時に、BGMがめちゃくちゃデカいことにも気づきました。

パチンコと一緒ですね。

そんな、一瞬だけ夢と魔法を忘れかけたイッツアスモールワールドも完走し、
せっかくなのでお土産&おやつ探しタイムに突入します。

入ってすぐにもショップには入っていますが、
あのときは日焼け止めだけを探していたので、他は見ないですぐに出てきてしまいました。

というわけでお土産のグッズたちを眺める。。。

「あれ、案外安くね……?」

テーマパークのお土産って、もっとこう暴利をむさぼる高価格なイメージがあったんですが、
思いのほか良心的価格設定に驚く。

普段自分が見ているキャラクターグッズというと
だいたいがアニメグッズやゲームグッズ。
特にマイナーな作品だと売れ行きが読めないため、小ロット生産&高価格となりがち。

あとは、バンドやライブイベントのTシャツ。
イベントのチケットではなくグッズで収益を得るビジネスモデルでもあるので
基本的には会場限定でお高くなりがちなジャンル。

それらに比べると、ディズニーランドのTシャツの価格が良心的に見えてくる……

ついつい買いそうになりますが「お前本当にそれ着るのか」と自問自答しつつ
また次回ディズニーシーにも行くので、グッズはそこで買おうと思い
今回は眺めるだけとしました。

いや、ベイマックスのTシャツと半袖シャツは本当に買いそうだった……
ウエスタンショップのタオルブランケットも手が出そうになった……

ちゃんとディズニーのファンだったら絶対買って帰ると思う。

実用的なハンカチ一枚だけちゃっかり買ってお買い物は終了とすることに。
ソファに置くクッションも最後まで買うかずっと迷ってたけど。

お昼からあまり時間も経ってませんが、
スイーツ好きな僕としてはやっぱり甘いものも食べておきたいなと思って
ふらふらとさまよっていましたが、
ちょっと一人で並んで食べるほど、甘いものに飢えてるわけではないかなと思ってしまい
ワールドバザール内の「スウィートハート・カフェ」へ。

こういう言い方はあまりよくないかもですが、
ここは正直微妙だなと思いました。
人が並んでいないのは、効率的に会計ができるからだけでなく
単純に食べ物に魅力がない部分もあるなと実感しました。

おいしくないわけではないのですが、
ありあわせのお菓子をきれいにデコレーションしたり、工場で作ったケーキを並べた感じでした。
ただ空いてたので、手軽な小休止としてはアリ。

でも、次回は並んでもいいからおいしいスイーツ食べたいなぁ……

〇エレクトリカルパレード……の前に。

日は完全に落ち、あたりは夜となりました。
目玉の一つであるエレクトリカルパレードが近づいてきてはいますが、場所をとって頑張って観るほど僕は熱心じゃないので、いい感じの時間つぶしがあるかなーと公式アプリを眺めていると

スターツアーズが10分待ちになっていました。

こうして、僕は2度目の宇宙の旅へと向かいました。

待機列はかなり短く、搭乗ロビー手前の部屋までノンストップで進めました。
途中の荷物チェック的なドロイドがいるところの、荷物の中身を透視するとインクレディブルスーツだったのはちょっと笑いました。
ネタが細かい。今度待機列で並ぶときはじっくり見ていたいです。

スターツアーズはストーリーが複数あるらしいことは、何となく事前知識として聞いていて
ディズニー化後の新シリーズを見てない僕としては、知らないシリーズの映像よりも知ってるシリーズ(EP1-6)のストーリーがいいなぁと思っていたのですが、
無事に初回はポッドレースからの深海都市ということで、EP1あたりのイメージで知っている景色で良かったです。

今回は果たして……

出航してすぐに、ダースベイダーに止められるスピーダー。
この時点でダースベイダーが出てきてテンションが上がります。

ちょっと現実世界の視点にもどりますがが
ダースベイダーにフォースで振り回されるシーンのアトラクション動きがすごいですね。
普通の乗り物だと前後左右上下にあんな動きはしませんし、
普通に生きている人生では間違いなく感じられない加速度の動きなので、
あれはシミュレーションならではの感覚だと思います。
ある意味で、スターウォーズの世界を感じる一瞬だと思います。

ダースベイダーから何とか逃げると、そこは雪原地帯。
AT-ATが歩く中を抜けていきます。

隣の女子高生たちがかなりテンション高めだったので、気になってあとから調べたら
なんかレアなパターンだったようです。ダースベイダー出てきた時点で騒いでたので、他にもレア演出があったのかもしれない。僕は気づきませんでしたが。

参考:https://castel.jp/p/5192

なんとか脱出すると、今回はレイア姫から通信が。
ここも知っているキャラで良かったです。僕は運がいい。

後半シナリオは、アナキンがドライブしていた未来都市っぽいところで
スピーダーが飛ぶハイウェイらしきトンネルを逆走したりというシナリオで
スピード感があってすごい良かった。

今回もあっという間に終わるアトラクション。

こうやってランダムのパターンがあるので、何度か繰り返し乗る人の気持ちがわかりました。

〇エレクトリカルパレードを見たら、夢の終わりが近づいていることを感じた

エレクトリカルパレードの開始予定時刻の10分前くらいに
ふらふらとパレードをみるポイントを探していたら
ミッキーとウォルトディズニーの像の脇あたりが意外と空いていることに気づき、そこで眺めることに。

後で知ったんですが、パレードは
回ってくる乗物から音楽が流れてるので、近くのほうが音がちゃんと聞こえて楽しいんですね。

でも見栄え的には、シンデレラ城をバックにパレードが眺められる好スポットな感じでした。

パレード自体は、結局ディズニーがどれだけ好きかで感動具合が変わるやつでしたね
僕は「なんか豪華できらきらしててきれいだなー」くらいの感覚。

でも、あの結構な高さの乗り物の上に30分くらいずっといるキャストさんたちすごいなと思いました。

チシャ猫の上のアリスとかかなり不安定な見た目でしたし。

パレード全体が、いかにもエンディング的な豪華絢爛な光る装飾で、
いわずもがな夢の終わり感を感じます。

こういう、一日全体のストーリー作りも含めて夢の国らしさなんでしょうね。

パレードも終わり、何か乗るものがあるかなというのと
夜のパークの写真撮影をするべく、パークをもう一周回ってみようと思います。

アドベンチャーワールドなんかは、夜の薄暗い感じとオレンジ色の温かみのある照明で
夜の雰囲気のほうが好きでした。

夜のクルーズも面白そうだなと思ったのですが、
残念ながら、マークトウェイン号は日が暮れかけるくらいの時間で終了のようです。

というところで、待ち時間も少なく、今からでも乗れるアトラクションを探していたのですが
アプリのマップの端のほうに、待ち時間5分のアトラクションを見つけました。

〇最後にやってきたのはトゥーンタウン

トゥーンタウンの一番奥。
「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」へやってきました。

HPの紹介画像を見る限り、アトラクション内の世界観もかなり作りこまれており、
イッツアスモールワールドみたいに楽しめるかなと思って、
空いてるなら最後に乗っておこうと思ってやってきました。

そして、期待は裏切られる……

思ったよりアトラクションとして楽しいぞこれ!

セクションごとにきっちり門で分けられていて、先が見えないわくわく感
スピード自体はそこまで出ていないが、コーヒーカップ的に回ることで増すスピード感
コミカルで作りこまれたアトラクション内のセットの世界観

楽しいじゃんこれ!!
いろいろ計算されてる!!

ここにきてトゥーンタウンの魅力を発見しました。

そうして、カートゥーンスピンを出ると、
本当の終わりを告げる花火が打ちあがります。

夢から覚める時間だぞと言わんばかりに。
キャストもゲストも、みんな空を見上げています。

……ちょっと雨降り始めてたんで僕は売店に避難したんですが。

こうして、最初に回った時とは逆、右回りに園内を一周してから
僕は夢と魔法の王国を後にしました。

〇ディズニーランドに行ってきてみて思ったことなど雑記

1.ディズニーランドはコスパ悪くない、むしろ良い

絶対的なコストが高くて、行くまでに躊躇してしまいますが、
行ってみると、そこまでディズニーランドのコスパは悪くないだなと思いました。

特にディズニーが好きな人にとっては、コスパ高いと思いました。

ライブキッズがライブに通う感覚で、
ディズニー好きがディズニーランドに通う気持ちがわかりました。

特に、個人的にはショーが追加料金なし&予約で観れるのもコスパがいいんじゃないかなと思いました。

本当に夢のない話ではありますが
その瞬間に同時にどれだけの人が手間をかけているか、という人件費的な面で
列案内のキャスト数人とアトラクションの管理に裏で数人みたいな、ライド系に比べて

出演者だけで20人近くおり、会場整理や音響・照明、舞台セットの転換など
多くのスタッフがあの20分のショーに関わっていると思います。

もちろん価値観は人それぞれなので、
自分が好きなアトラクションが一番その人にとってのコスパが高いということになりますが
人件費のような、普遍的・客観的なコストの密度が高いのはショーなのかなと思いました。

ライド系のアトラクションも開発費とかで事前の投資はたくさんあるので、一概には言えませんが。

まあ、一部は僕の「その場限りの芸術作品への価値を認めたい」
という願望の裏返しみたいな感想ですが、

僕みたいなディズニー初心者でも、楽しもうという気持ちがあれば丸一日じっくり楽しめたので
コスパは十分に高いと思いました。

……ただ、大食いの人は食費がかさむからコスパ悪いかも。

2.ディズニーという1つのカルチャー

ディズニーも基本的にはアニメやキャラクターなどの
コンテンツによって収益を得ていると思うのですが、
他のコンテンツとの違いはこのディズニーランドにあるんだなと思いました。

メディアミックス、なんて言葉がアニメとかのコンテンツ業界ではよく言われるし、
最近だと「メタバース」なんて言葉がよくつかわれますね。

アニメで観た世界が、ディズニーランド内に実在している
ディズニーランド内で体験した世界を、帰ってからアニメや本などでより深く知れる

メディアどころか次元まで超えたメタなミックスコンテンツですごいなと思いました。
USJとかもそうなんだけど、よっぽどコンテンツ力高くないとこんなことはできない。

しかもすごいのが、期間限定とかじゃなくていつでもそこ、舞浜にあるということ。

アニメオタクたちが行う「聖地巡礼」の究極版ですよね。
客観的にみて、ディズニーは参入ハードルがかなり低い沼コンテンツだなと思いました。

3.ディズニーランドは初見さんにあんまり優しくない

レポートの中でも一瞬触れましたが、
アトラクションの内容が分かりづらいです。

どんなアトラクションかな?のわくわく感を大事にしたいのかもですが
初見さん、さらに一人客となると、かなりアトラクション選ぶのに勇気が必要になる気がします。

いや、一人で来んなよという無言のプレッシャーかもしれない……


そんなこんなで、10年ぶりのディズニーランド、はじめてのひとりディズニーを楽しんできました。
次回はディズニーシーです。

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