なんかAmplitube5のSEがライセンス追加されてると思ったら、TotalStudio2にライセンス追加されてた
嬉しい誤算だ。後で使ってみよう。 pic.twitter.com/YwOaf2D9z0— さとうたくや (@fits_696) January 12, 2021
この前、ブラックフライデー付近でTotalStudio2Maxをクロスグレード価格で手に入れた僕でしたが、
Amplitube5が出たということで、デモでもインストールするかとIKProductManagerを開いたところ、
何故かライセンスがある!!
ということで、調べてみたらTotalStudio2MaxにAmplitube5SEのライセンスを入れてあげるよというIKのありがたいサービスでした。
嗚呼、ありがとう、IKMultimedia。
というわけで、ウキウキしながらAmplitube5をインストールしましたとさ。
嬉しい誤算その2
TotalStudio2Maxには、Amplitube用のアドオン(Orangeとかの実在アンプモデルとかペダルとか)も入ってたんだけど、
僕は最初それはAmplitube4用のアドオンなんだろうなと思ってたら、Amplitube5でも使用できるとか。
Amplitube5本体自体がサウンド面など色々改善入ってて、アドオン側もそれに対応してアップデート入っているということなので別料金だと思ってました。
インストール…は飛ばして早速起動。
起動画面はマーシャルっぽい画像。
起動に数秒かかりますが、まぁこれくらいは。
とりあえずまずは操作感とか機能に絞って紹介。
デフォルトで読み込まれるのは、
王道マーシャル800風のモデル。
選択してる機材のエディットを上のメイン画面で行い、
全体のルーティングを下の画面で行う。
機材の一覧は右の画面にあるんけど、
基本的に右の機材のアイコンをそのまま下のルートウィンドウにドラッグアンドドロップ出来る。
BIASFXの操作感に近い感じで
とても直感的に操作できて良い。
今回の変更点の目玉とも言えるキャビシミュ。
VIRテクノロジーということで、大々的に「IR使ってます」と言い始めたわけですが
面白い要素としては、
マイク位置によっては隣のスピーカーの影響を受けますよ、というのを視覚的に表現しているところ。
上の画像だと、マイクをスピーカーの3時の位置に立てるようなセッティングにしていますが、その場合は右隣のスピーカーの音もちょっと入るよ、ということで隣のスピーカーがオレンジにハイライトされる。
わかりやすくてありがたい。
IRデータが有るポイント以外はAmplitube5独自のアルゴリズムでIRデータがミックスされる仕組みとのことなので、多分グリッド上はIRデータが有るポイントということなんだと思う。
今回からユーザIRデータの読み込みにも対応したので
お気に入りのIRがあればそれも使える。
ユーザーIRにはサイズ感の付与といったAmplitube4のときのキャビシミュにあった機能も一部使えるみたい。
あと、UI上の大きな変更点として、
ラックエフェクターがモジュールタイプに変更になった点が上げられるかも。
もともとディレイとかリバーブとかはつまみ数の割に画面上で食う面積が広かったから、改善となるのかもしれないけど
EQだけはHI,MID,LOWの3画面切り替えになってしまって非常に使いづらくなった。パライコも同様だ。
ひと目で今どんなEQ設定になっているかわからないのはちょっと意識しておかないと怖い気がするぞ。
MIDIコントローラーなどで操作して、素早くプリセットを替えられることに特化したモードだと思うけど、
僕はLiveで使う予定がないのであまり弄ってない。
通常のプリセット切り替えだと、
音色を読み込む際に機材を1つずつ読み込んでいくようなラグが発生するんだけど、このLiveモードで切り替える場合は一瞬の音切れだけになるので、
おそらく表示されているプリセットのデータを裏である程度用意してるんじゃないかな。
ただ、LIVEモードでもIRデータを使用するプリセットについては、IR分だけちょっとラグがあるので注意。
総じて、操作感はめちゃくちゃ良くなりました!
Amplitubeの悪い点として槍玉に挙げられていたUIが一新され、かなり使いやすいアプリになってるとおもいます。
肝心の音について
当たり前だけど良くなってるよこれ!!
最初のデフォルトの音鳴らした時点で、変わったなと思いました。
キャビシミュが変わったことも多分大きい要因だと思うのだけど、
クリーン~クランチのサウンドを出したときの、アンプが鳴ってる感がかなり進化してる。
音に立体感があるというか奥行きがある感じで、アンプで弾いてます感が増した印象。
Amplitubeの得意だった、空気感とかそういう部分を進化させた感じでとても良い。
ただ、DTMだとギターってこう
空気感より前にはっきり出てきて欲しいタイミングもあると思うので、そういうときはAmplitube4とかBIASFXとかのちょっと前の良くも悪くも比較的チープなアンプシミュで鳴らしたほうが、ギター!って感じで良いかも。
要は使い所、ということだと思うけど
アンプシミュレータとしては正当な進化だと思う。
基本的にUIが使いやすくなったので
いろんなペダルを使ってみようという気持ちが湧いたので、結果的に音作りの幅も広がるかもしれない。
BIASも良いけど、さすが老舗というところを見せてきた感じがしました。
ぶっちゃけ、ユーザーIR要らないくらいにはAmplitubeのキャビシミュ良いと思う。
Amplitube5は
キャビからヘッドが受ける影響もデザインしたアンプシミュレータらしいので、そのあたりも音がナチュラルに聞こえる理由なのかもしれない。
今度BrainworxのアンプシミュレータにAmplitube5のキャビシミュを組み合わせて試してみようw
総評
Amplitubeシリーズの正統進化だ!
音もUIも確実に良くなってるぞ!
アンプシミュレータどうしようかな、と迷ってる人には個人的にはBIASFXをおすすめしてたけど、
Amplitube5をおすすめしても良いかもと思えるくらいのバランスの良さ、完成度だと思った。