メインギター2本のスペックをメモしておく。
メイン1:Fender Mex Roadworn Player Telecaster
まいぎたー
見た目エイジド中身はモダンをテーマにしてるけど
僕の演奏自体はなんというか……モダンでは無いよな…… pic.twitter.com/tLWmFUM689— さとうたくや (@n_s_lab_tokyo) July 10, 2021
the ライブ用ギター。
Recでの音の良さよりもライブでの扱い安さを重視した、ライブ向けのギター。
コンセプトは、見た目ビンテージ中身モダン
もともとのギター本体のスペックとしては
薄めのラッカー塗装のボディに、フロントがハムバッカーという
かなり攻めた実戦向けのギターだった(が、割とすぐ生産中止された)
2013年初めくらいに、アウトレットで売られていたのをデジマートで見つけて
見た目とスペックのバランスに一目惚れして、翌日買いに行った。
シリアルから製造年を調べると、2011年製の模様。
テレキャスリペアメニュー
- リアPUをDimarzioTonezoneTに交換
シングルサイズハムバッカーなので、ハムキャンセルで低ノイズ。
パラレル配線で繋いでるので、パワー感よりもレンジを優先したサウンドになっている。
ちなみに、商品入れ替えのワゴンセールで半額で買った。 - フロントPUをSeymour Duncan P-railsに交換
単純にフロントにP-90のメリハリある音が欲しかったが、ハムの音も捨てがたかったのでP-railsを選択。
トーンポットがPush SWになっていて、P-90⇔ハムバッカーを切り替え可能。 - セレクターをジャズマスタイプに変更
センターポジションで手に当たって痛い思いしたので、穴を開けて交換。
それに伴い、通常のVolメタルノブに干渉しちゃったのでVolノブを小さいものに変更
コントロールプレート全体も市販時から180度回転させて、通常テレキャスと同じ配置になるようにしている。
(Roadworn playerはもともとセレクターがジャック側にあるような配置だった) - Volポッドにハイパスコンデンサ追加
もともとスムーズテーパーとかだった気がするが、
巷で言われるテレキャスらしいジャキジャキしたサウンドを出せるようにするためにハイパス化。
ハイがいらないなら改めてトーンで絞ればいいのだ。 - ブリッジサドルをStringsaver FerraGlideに変更
最初は普通のStringsaverだったんだけど、サウンドと見た目両方の観点から金属製ブロックのFerraGlideに変更。
元の金属製のブリッジサドルに比べてとても弦が切れにくくなったのと、樹脂製のStringsaverに比べると少しアタック感が好みのサウンドになった気がする。 - フレットをJescarのステンレスフレットに交換
今はなき山野楽器吉祥寺店で提携していた工房にて交換。
交換して5年近く経つが、ようやく山の頂点が少し削れてきたかなって程度。
チョーキングのスムーズさはニッケルと比べ物にならない。
あと、かなりメンテフリー。 - ナットをオイル漬け牛骨に交換
ステンレスフレット化の際に一緒に行って、サウンドのバランスをとった。
効果はわかりづらいが、見た目も高級感が上がってGood。 - ペグをGOTOH製マグナムロックに変更
ここで黒いペグなのが厨二感あってオシャレポイント。
これもステンレスフレット化の際に一緒に加工してもらった。
テンション感を稼ぐため高さが変えられるHAPMシステムで、最も低い高さに設定している。
十分なテンション感があるので、ストリングガイドも外した。
ライブ中のノイズ対策のために、メインのリアPUをハムバッカーにしたし
ライブ中、手元でのサウンドコントロールのために、Volをハイパス化した。
Volを絞ると相対的にハイが上がるので
アンプを操作しなくても、ある程度のトーンコントロールがVolとToneで可能になる。
ライブ中にチューニングが狂うと困るのでロックペグにしたし
ライブ中に弦が切れると困るので、切れづらいStringsaverに交換した。
ガツガツライブやリハで使っても困らない耐久性という点でステンレスフレットに替えた。
という感じに、ライブ仕様というのが相応しいリペアメニューになっている。
ぶっちゃけ、サウンド面だけ追求するなら
リアPUもシングルにした方がいい音しそうなのだけど
ライブの環境は過酷なので、ノイズ対策としてハムバッカーにしている。
気づけば、こんな感じにテレキャスらしからぬサウンドを吐き出す謎のギターに。
Rec用に素直なテレキャスも欲しい。。。
あと考えられるメニューはブリッジプレートの交換とかになるんだけど
その辺りはライブ的に嬉しい要素があまり浮かばないので、
おそらく不具合が出るまでは交換することはないと思う。
でも、ネックプレートの交換で音が変わるのかは気になるのでいつかやってみたい(笑
メイン2:Fender Mex Roadworn 60’s Stratocaster
ニュー機材の試し録り
アンプ直のクランチセッティングが楽しい!!♪夜咄ディセイブ 弾いてみた
OrangeOR15⇨自作キャビ⇨マイクX1R⇨amplitubeでCOMP,EQとリバーブ。 pic.twitter.com/Bq8lLsYfVn
— さとうたくや (@n_s_lab_tokyo) August 7, 2021
Rec用メインギター。
多分手持ちのギターで一番ギターらしい音が出る。
サウンド面の補強的な意味合いが強い変更点がメインだけど
テレキャスでやってみて良かった変更点はこちらにも反映するようにしている。
ギター本体のスペックとしては
テレキャスと同じくroadwornシリーズなので
薄めのラッカー塗装に少しパワーのあるTex-mexピックアップということで
かなり実戦向きのスペック。
こっちは60’sなので、少しネックが薄めだと思う。
中古で買った上に、ショップでレリック加工されていたので詳細はわからないのだが、
塗装のエイジド加減が初期Roadwornシリーズっぽいので、おそらくローズウッド指板だと思われる。
(途中でパーフェローにマイナーチェンジしている。それと同時に塗装のエイジド加減が少し薄れた)
シリアルを確認したところ、2009年製とのこと。
ストラトリペアメニュー
- リアPUを Rio Grande Pickups Stelly に交換
もうちょっとストラトもパワー欲しいなーと思ってたら
これもワゴンセールで半額になっていたので衝動買い。
メーカー名は良く知らなかったけど、ハンドワイヤリングのハイパワーPUらしい。
Texmexよりもアタックも強い気がする。とってもロック。 - PUセレクターを5Wayから3Way+sub SWに変更
PUセレクト時に間違えてハーフトーンになるのが嫌いなので
メインのセレクターは3Wayに変更している。
その分、サブSWとしてOn -off-Onスイッチを増設していて
リアPUかフロントPUをパラレルでONにできるようにしている。
これの恩恵は普通のハーフトーンの他に、フロント&リアができるようになるところ。 - Toneをフロントとマスターに変更
センターPUあまり使わないのでマスターToneとフロントToneの2つに変更。
ミニSwでマスターToneは回路から切り離すことができるようにもしている。 - Volポットにハイパスコンデンサー追加
これもテレキャス同様。ギター単体でのサウンドのバリエーションを増やすために追加。
リア+フロントのハーフトーンで少しボリュームを絞ると面白いサウンドになる。 - フレットをJescarのステンレスフレットに交換
テレキャスでやったら演奏性も上がって良かったので、ストラトも交換。
こっちはアストロノーツギターさんで作業してもらった。
チョーキングとビブラートがかなり楽になる。 - ナットをオイル漬け牛骨に交換
これもテレキャスからの輸入。
ステンレスフレットと合わせてやるとサウンドのバランスが取れそう。
あと見た目が(ry - ブリッジサドルをStringsaverに変更
これはテレキャスのお下がり。できればFerraGlideにしたい。
狙いとしては、トレモロ機構で短くなりがちなサスティンの向上。
あと、弦が切れない。 - ペグをGOTOH製マグナムロックに変更
これもテレキャスからの輸入。
ストラトの場合はアームも使いたいので、なるべく弦を巻きたくないということでロックペグ化。
こっちもポスト高さ調整可能なHAPMモデルなので、ストリングガイドも取っ払った。 - スプリングを柔らかいものに交換&4本に変更
あまり具体的な意図はないのだけれど、なんとなく本数増やしたいなということで、その代わりに少し柔らかめのスプリングを買って4本に替えた。
効果は不明。スプリングの本数が多いということは、反響的なサウンド面でも何か変化があるのかも……?
ストラトについては、
ライブ向けというよりかは、音質とか音色のバリエーション重視で変えているはず。
シングルらしいかなりスパッとした音が出てくれるので、個人的にかなり気に入っているギターだ。
手を加える余地としては、やっぱりブリッジかな……
アーミングが滑らかにできるブリッジにできると面白そう。
おまけ:ハムバッカーテレキャス
久々のソリッドのハムバッカーだからか
テキトーなPU載っけた割には扱いやすくてびっくりしてる pic.twitter.com/yC4xZi6SYp— さとうたくや (@n_s_lab_tokyo) July 1, 2021
おうちでハムバッカーの音が欲しい時に使うテレキャス。
本体は2012年に買った
Fender mex BlacktopTelecasterHH
なんだけど面影がない。。。
一応改造メニューを。
ハムテレのリペアメニュー
- リアPUを千石電商で売っていた一番出力の弱いハムバッカーPUに交換
ノーブランド!!です!
ビンテージのレスポールに近づけられないかな、と思ってあえて出力弱めなPUに交換してみた。
見た目はアレだが、音は悪くはない……のかな?ちょっとコンプ感強いかも。 - フロントPU除外
エスクワイヤ用ピックガードを装着して
フロントPUを無かったことに。 - 男の1Vol
スイッチもToneも取っ払って、1Volのみにした。
実はSWポットにしたので、パラレルとシリーズが切り替え可能。 - ブリッジサドルをStringsaverに
たまたま安く手に入ったので、これも交換。
古くなっていてサビとかで弦が切れやすくなっていたので。
Stringsaverはマジで切れにくい。 - ストラップピンを移動
ヘッド落ち気味に方が好きなので、ストラップピンの穴がバカになったタイミングで移動。
少しヘッド落ちするのを感じるレベルのストラップ位置になっている。 - 前面のみ塗装剥離&ニスで着色
出来心で塗装を剥ぎ始めたはいいが、思いの外手間だったので前面のみで断念。
バインディング風にサイドとバックの塗装は残っている。
そのままだと明らかに表面が生木感だったので、木工ニスを散布。
完全に家具の色してる。
裏面は元の塗装のままなのでシルバー。
色々と実験台になりつつ、ゾンビのように復活してきたギター。
僕の手元にあるまともなハムバッカーのギターはこれだけなので
ハムバッカーの音が欲しければこれを使うことになる。
(あとはセミアコ・・・)