「雨音のカンタータ」作業メモ

曲名は「あまねのカンタータ」です。
本読んでる方の子を勝手に雨音ちゃんと名付けてます。

M3の曲作らなきゃいけないのに
合間に息抜きがてらで作ってるこっちの方が完成していくフシギ。

 

http://kineticnovel.jp/gp/music.html

この曲もキネノベ対象応募曲です。

『つゆのきみ』
(イラスト:朱坂明紗/第1回キネティックノベル大賞イラスト部門佳作受賞)

通り雨にあい、あわてて古びたバス停の待合室に入る少女。
そこには無口で有名なクラスメイトが本を読んで雨宿りしていた。
気まずくなり、何を読んでいるのか聞く少女。
すると綺麗な声でゆっくりと読んでいる詩集の朗読をはじめた。
曲イメージ:しっとりしているが、暗くなく、神秘感と心地よさのある曲

ということで、
珍しくしっとりした曲を作る練習になればと思って少し考えていたところに

イントロからアウトロまで曲中ずっと鳴ってるリフレインフレーズが降りてきたわけです。

曲の構成とかの話

とりあえずメインになるフレーズは決まったので
それをどう活かすかというところから始まったわけだ。

気づいたら、
雨音と森林の風の音と鳥の囀りの効果音を組み合わせて
なぜか雨の森の環境音を作っていた。。。。

メインのフレーズと合わせたらいい感じの神秘感が出たので
これもバックでずっと流し続けることに。
(前回も曲中に効果音入れたり、そういうのがマイブームなようだ)

詩集の朗読という部分から
同じリズムを繰り返す、つまり韻を踏むというところを意識したくなってきたので

いっそのことコードもずっと同じでやってみようかなと思って
とりあえずワンコーラスを作りました。

このまま同じ進行で2コーラス目だと芸がない・・・・・・

ということで、2コーラス目は全く違う進行を繰り返すことに。

でも、韻を踏む感じを残したかったので
Aメロは似たようなリズムとメロディのまま、サビはまんまそのままコードだけ入れ替える。

進行がマイナーキーっぽいので、このまま終わると暗く感じそうなので
最後のサビで最初の進行に帰ってきます。

せっかくなので、ここで雨音の環境音だけフェードアウトさせてます。

ラスサビ直前で雨が晴れてるんですね。(誰も気づかないだろうからここで言う)

 

サウンドの話

ピアノへの苦手意識を減らすために、最近は積極的に取り入れてます。

あと、ディレイがマイブームなので、ギターにはこれでもかと言うくらいにディレイを。

コード進行が変わらないままサビに突入するので
サビの盛り上がり感を楽器の数で表現しなきゃと思ったので

サビは
・シェイカー
・ストリングス
・ディストーションギター
・シンセシーケンス
と、一気に4つも楽器を足して盛り上がってる感を無理にでも出してみました。

最初はシンセパッド入れようと思って音色探してて
間違えてシーケンス的なプリセット呼び出しちゃったんだけど
これでいいじゃん!ってなったので本採用してる。
生楽器系が多いサウンドの中に、ステレオで電子音がいるのは
耳障りでほどほどに神秘感増してくれていい仕事している気がする。

 

曲名の雨音のカンタータについて

鳥たちの鳴き声をボーカルに見立ててると、雨音が伴奏になって
まるでカンタータだね。

といった内容の詩を読み上げる雨音ちゃんの綺麗な声はまるで歌声のようで
雨音を伴奏にしながら聴いているとまるでカンタータのようだ。

と言う二重構造のつもり。

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