バンドの一発録音用にZoom R16 を最近購入しました。
(後日TASCAMのUS16を買って見事にR16はお払い箱になりました)
8ch同時入力可能のオーディオインターフェース、DAW向けのコントロールサーフェスにもなる
その上、単体でも16TrのMTRとして動作可能、録音のインサートはZoomのギターとベース用のエフェクターが使用可能
数年前の機材ですが、競合する機材が未だに存在しないという、オーパーツ的な機材ですね。
単体での使用はまあマニュアル通りやってくれ、って感じですが
DAWとの連携でちょっと躓いたりしたので、躓いた部分と解決方法をTipsとして残しておきたいと思います。
環境:
Windows10 64bit
StudioOne4
#USB3.0対応HUB経由でR16を接続
一応、言っておきますが、
マニュアルは読んでいるor手元にある 前提での説明なので。
持ってない人は公式サイトでDL!
オーディオインターフェース編
1.実機の操作
説明書見ればわかるんだけど、「USBインターフェースモード」か「カードリーダーモード」を選ぶ必要がある。
インターフェースモードは、USBでのオーディオインターフェースとコントロールサーフェスの両方として認識されるのでご心配なく。
2.パソコン側の設定
接続前にドライバを入れるのは常識として。
ドライバを入れておけば、実機でUSBオーディオインターフェースモードにすれば自動で認識されるはずです。
Windowsのサウンド設定より
「ZOOM R16_R24 AudioInterface」っていうのを規定のデバイスに選択すれば、普通にYoutubeとかのPCの音声がR16のアウトプットから流れるはずです。
流れない?って場合は
・本体のアウトプットの横についてるボリュームが0になっていないか
・マスターのチャンネルの上にあるバランスが、DIRECTに全フリされていないか
PCにつないでる場合、REC音のダイレクトモニターとPCの音のバランスを調整できるらしいので、RECが始まるまではとりあえずDAWに寄せておけばよいかと思います。
音がなることが確認できたら、とりあえず一旦規定のデバイスはもとに戻しておきます。
※R16以外に既定値を設定しなおす
3.StudioOneの設定
オーディオインターフェースの一覧にZoomR16が表示されるはずなので、まずは選択するだけです。
先程のPC設定で、R16をWindows規定のデバイス設定のままにしておくと
R16自体の制御をWindowsが握ってしまうためか、以下のエラーが出てしまうことがあります。
私の環境だとWindows側の排他モード設定もうまく働かなかったので、
Windowsの既定値から外しておくのが一番安心です。
サンプル数は特に気にならなければデフォルトで、レイテンシとか音切れとか気になるのであれば適宜調整ですね。
入力chの設定はソングごとになるので、使用するプロジェクトを開いてから
ソング設定→オーディオI/O設定からできます。
初期だと2chしかアサインされていませんが、
追加ボタンで適当に割当してあげると全CH使えます。
※ここがStudioOneでマルチトラック使うときのキモとなる手順。
あとは、トラック毎の入力を設定してあげれば
マルチトラックでのレコーディングが出来ます。
コントロールサーフェス編
PC設定まではインターフェースと共通ですね
StudioOneのオプションより 外部デバイスの設定を開いて「追加」を選択するとなんかいろいろ出てきます。
Zoom公式のマニュアルによると「Mackie Control」を選んでくれとのことなので、
左のメニューから選択します。
送受信のデバイスにR16を指定してあげます。
デバイス名の欄は、表示名称なのでわかりやすい名前に変えてOKです。
設定はこれだけ。
プロジェクトを開いてあげると、1-8chのフェーダと本体のフェーダが連動しているはずです。
あと、本体の9-16Trボタン(BANK > ボタン)をおすと、9-16Trのフェーダと連携します。
と、言うより
連携する範囲がそのまま右に8つズレます。
他にも、再生ボタンや停止ボタン等のコントロールも連動して普通に使えます。
ただ、設定が固定なので、エフェクトのセンドの値をフェーダーでコントロールしたい、
とかはできなさそうです。。
なので、もし好きなパラメーターの操作に当てはめたい場合は
「Mackie Control」を選んだところで「新規コントロールサーフェス」を選んで
1パラメータごと、手動で設定してあげるのもありかと思います。
ちなみに、StudioOneはMIDIコントロールの設定が超ラクで
デフォルトなら画面の左上に 直前に動かしたDAWのパラメータ と 直前に動かした機材のパラメータ
が表示されるので、あいだの三角形をクリックするだけでその2つが連動します。
つまり、
1.DAWで設定したい項目をちょっと操作
2.アサインしたいノブやフェーダーをちょっと動かしてあげる
3.左上のほうのウィンドウの操作でその二つが連動する
超便利。
ひととおり使い方を確認した上で、特に引っかかった点(マニュアルにない部分)にフォーカスして記録しておきました。
若手バンドマンの参考になったら良いな、と思います。
(もちろん、イケイケな中年バンドマンの方にも、、、)
教えていただきたいのですが・・・
studio oneでr16をオーディオインターフェイスとして使った場合、8チャンネル同時録音できるという解釈でよろしいでしょうか?
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「初期だと2chしかアサインされていませんが、
追加ボタンで適当に割当してあげると全CH使えます。
※ここがStudioOneでマルチトラック使うときのキモとなる手順。」
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r16の8つのインプットをstudio oneの8つのトラックに同時に録音できる?
以前、8in2outのミキサー的な機能で、studio oneで録音できるのは8チャンネルの2ミックスの2チャンネルのみと聞いていたので疑問に思いました。
r16は8in2outのオーディオインターフェースとして動作します。
ただ、オーディオインターフェースとして動作している間は、R16自体のMTRとしてのほぼ全ての機能は使えなかったはずなので、イベントなどで卓代わりに使いながらマルチトラックでRECもする…といった使い方はできなかったと思います
(いま手元にないので試せないですが)
逆にMTRではなく、アナログミキサーにオマケとしてオーディオインターフェースがついてるような廉価モデルの場合は、MIXされた2chしか録音できないモデルが多いですね。
コメント失礼いたします。
オーディオインターフェースとして使っている時、DAWの再生音をR16に録音できたりしませんか?
>おとうやんさん
現在手元に実機がないので確認できませんが、
オーディオインターフェース機能を使用している間は、
R16本体へは接続解除をするまで一切の操作ができない 仕様となっていたはずです。
R16へ読み込ませる場合は、USBメモリなどにDAWからwavへ書き出した上であらためてR16で読み込ませる必要がありそうです。