今夜はきりたんと戯れます pic.twitter.com/ehQ4DWdTei
— さとうたくや (@fits_696) February 17, 2021
買いました。
CeVIOはAIになってちょっとお高くなったよね。。
でも、合成音声ソフトだと知ってる範囲で一番使いやすいので好き。
CeVIO AI 東北きりたんを選んだワケ
僕の手持ちが
・OИE(CeVIO CS)
→CeVIOの中でも最も癖がなく、そつなく歌いこなす
・さとうささら(CeVIO CS)
→CeVIO初期モデル。OИEより少し不自然さが残るが、少し表現しようとする節あり
・初音ミク V4(Vocaloid)
→キャラ性命。きっちり調声しないと不自然。というかミクさんにしかならない
ということで
ボカロ系は調声がとても大変なので論外として
ずっとCeVIO Pro、、、もといCeVIO AIが気になって情報収集はしてました。
というか購入を決意していました。
(CeVIO Proはこれから出るのかな……?たしかプラグイン化するとか言ってたはず……)
で、問題はどのボイスを買うかということが悩みのタネだったんですが
ゆかり麗の開発者インタビューのなかに
「中の人によりすぎず、ゆかりとしての個性を残すように」
という1文があって
結局、それってボカロらしさ(機械らしさ)を残すってことよね!!??
ゆかりのデモを聞いてもいまいちパッとしてなくて、
素直に歌うならOИEちゃんが僕にはいるので、一旦保留の判断をしました。
そしてきりたんのデモ公開。
「俺がほしいのはこの良くも悪くも癖のある歌声だ!!」
ということで、バリエーションとかクオリティとかの意味も込めて
きりたん、キミにきめた。
CeVIO公式のささらさんが何処までのクオリティになるのかがちょっと気になりますが
発売が結構先になりそうですしね。
きっとボーナスとかで財布の紐が緩んだときに買っちゃうんだろうな
強いて言うなら
無料で使えてしまうNeutrino版のAIきりたんが居るので、
キャラとしてのメリットは薄い気もしましたが
実用重視でキャラ買いじゃないからね!気にしないことにしました。
きりたん使ってみた
とりあえずOИEで作った紅蓮華のプロジェクトを読み込ませて
きりたん的に不自然な箇所を微修正して書き出し。
なんとなくギターも弾き直して見ました。
しゃくりって言えば良いんですかね、
ビブラートとかよりも、発声初期と末尾のピッチ感が独特ですよね。
クセが強い。
イントロみたいな、ソロの部分は目立つので
ちょっと低音とかの響きで合成感が気になりますが
オケがガッツリ入るとだいぶ自然に聞こえますね!
旧CeVIO CSのOИEとかだと、ALP(声質)の値を変えすぎると実用的じゃない質感になりやすい印象だったけど、
今回のCeVIO AIのきりたんは、割とダイナミックに声質の変更ができそう。
下げれば電波っぽい曲にマッチ、上げればしっとり歌い上げる曲に合いそうで
思ったより懐が広い。
もっと電波ソング寄りなボイスになるかと思ってたよ!
うれしい!
きりたんに合う可愛い曲……と思って最初に浮かんだ
「恋愛サーキュレーション」をアレなアレンジにしようとして微妙な感じになったきりたんは今の所ベタ打ちのみ未調整#CeVIO_AI #CeVIO pic.twitter.com/BLhivCXMr9
— さとうたくや (@fits_696) February 18, 2021
翌日、色んなジャンルを歌わせてみようということで
ラップっぽい雰囲気もある恋愛サーキュレーションを歌わせてみた。
これは完全ベタ打ちなので、きりたんの素の表現。
「ふわふわり~」からの歌パートはさすがの安定感だなぁ。
伴奏のアレンジはアレ風です。アレ。
曲が明るいので全然雰囲気出ないけどw
実験してみた
CeVIO AIで作ったCCSファイルは、CeVIOCSでも読み込みが可能なので
1.CeVIO AIで自動生成されたPIT,VOLを全選択で少しずらす
2.保存したccsファイルをCSで読み込む
3.ずらした分をまた全選択でもとに戻す
の手順を踏むと、きりたんの癖のあるピッチで歌うささらというキメラが誕生する#cevioai #CeVIO pic.twitter.com/FgB4FcvPSG— さとうたくや (@fits_696) February 17, 2021
CeVIO CSで作ったプロジェクトファイルが、CeVIO AIで読み込めるなら
その逆もできるよなァ!?
と無理難題吹っかけようとしたら普通にできた。
逆に言えば、何も機能は増えていないということになる。。。
というわけで
きりたんで作ったプロジェクトファイルのうち
ピッチとボリュームを全選択のうえ1音くらいずらして保存すると
データ的には曲中のすべてに手動補正かけたという扱いになるので
他のボイスで開いても自動計算の対象外となります。
という仕組みを利用して
CeVIO AIで計算された歌の表現をCeVIO CSに逆輸入してみた実験。
あとは、自動計算のピッチを参考にずらしたピッチを全選択で戻すだけで、
きりたんの歌い方をコピーしたささらさんの誕生です!
AIのきりたん聞いた後にささらさん聞くと流石に旧世代感あるなあ。。。
想像通り、しゃくりとかの歌の表現は輸入できました。
ささらさんベタ打ちよりはなんとなく良さそうな気もする。
ただ、発話タイミングもささらさんときりたんでは違うので
真面目にやるなら、不自然なところは詰める必要がある。
さいごに
きりたんはいい感じに歌い上げてくれるので、今後の曲制作のメインになりそう。
他のボイスのコーラスとして使うには癖が強すぎるので、そのあたりはうまくやる必要があるかも。
(OИEのピッチをきりたんにコピーするとか。。。)
1ヶ月位かけて、ゆっくりきりたんと仲良くなっていこうと思います。