HXStomp買いますた。
そしてその後GT-1000COREが発売されてグヌヌってなっている。
いや、あんだけ
「性能はいいが価格が高い」とか「コストに見合わない」
とか言ってたくせに結局買うんかいと。
なんというか、もはや逃げの一手です。
メインの歪みの座にはOrangeのBaxBangeetarがもう誰にも譲らない感じで鎮座したので、
もうこれ買えば他に機材要らないなという感覚がしたので、購入を決意。
#あと、先期頑張ったからボーナスに少しイロが付いたから。。。
というわけで、購入から3日とたたず
スタジオにも入ってないのににレビューを書きます。
それと、僕なりのTipsを幾つか紹介できればと思います。
HXStompの良いところ
普通に音良いわ。。。
普段使ってるAmplitubeとかBrainworxのアンプシミュに慣れてからというものの、ZoomG3nは物足りないな―と思ってたんだけど
HXstompは良い。歪みも良い。
流石フラッグシップのHelixの設計を引き継ぐエフェクター。
ギター1本買える金額は伊達じゃないぜ。。。。
という感想は置いておいて、何点か良い点をまとめます。
■このサイズでパラレルルーティング可能
かなり購入の決め手となった部分。
このサイズのマルチエフェクターで、パラレルルーティング可能って、なかなか無いよ。
パラレルに限らず、エフェクトの並べ方の自由度がめちゃくちゃ高い。
HXStompのマニュアルP17にはこんなことが書いてあります。
HX Stompでならば、6個のディストーションを連続でかけるなんて無理、なんて野暮な事は言いません。あるいは2つのAmpブロックを2つのIRへ? それとも大きな渦に巻き込まれるような雰囲気をステレオで作り出すために、2つのパラレル・モジュレーションを2つのパラレル・ディレイに入れ、更に2つのパラレル・リバーブに入れて見たい? 我々は、たとえDSPが枯渇する結果になろうとも、あなたのトーンに何でも好きなだけ組ませてあげることが大切だと感じています。
(半年つかって追記)
最近はパラレルルーティングできる小型マルチも増えてきて、
割と大きな利点とも言いづらい感じですね。。
■このサイズでセンドリターン端子アリ
これも中々すごい。
単体で4ケーブルメソッドに対応するとか、手持ちのエフェクターをルーティングに組み込めるとか。
あるとナシで大違いの機能。
センド端子をサブアウトとして利用することも可能なので、
Liveとかで卓とアンプとみたいに、別の音を送りたいときにも使ってねってマニュアルに書いてあった。
(半年つかって追記)
コレも、他のエフェクターにも増えてきていて、世の中のトレンドを感じます。
ただ、後述もしてますが、HXStompはSENDのレベルをライン出力レベルに変えることもできるあたりにこだわりを感じますね
■手持ちのIRデータによるキャビネットシミュ対応
最近のマルチエフェクターはIRデータ対応が多いですね。
HXstompも例にもれず対応です。
特にLine6にありがちなんですが
マルチ内蔵のキャビシミュって、そのままラインでRecしたときにキモチイイ感じの音に調整されてることがあるので、Liveとかで使うような生々しいマイキング直の音が欲しければ
IRデータを使ったほうが良いケースもあると思っています。
ちなみに。128種類のIRデータを本体に登録可能です。
多い?少ない? 少なくとも僕の手持ちのIRデータすべて登録するには足りませんでしたが。
IRデータのキャプチャモードはなさそうです。
(半年つかって追記)
これも、最近のマルチエフェクターだと一般的になりつつありますね。。。
■PCのエディタがまぁまぁ使いやすい
BIAS FXのインターフェースとかになれてると、微妙に使いにくく感じる瞬間もありますが、
エフェクターのプリセットエディタとしてはかなり使いやすいと思います。
変にビジュアルに凝らずに、必要なパラメーターを羅列するあたりは玄人向け感が漂いますね。
■スナップショット機能による音色変更
これ、買おうと思って詳しく調べるまでちゃんと理解してなかったのですが
スナップショット機能は
使用するエフェクターはそのままに、ONOFF状態や各パラメータの値をプリセットとして3パターン記録する機能
です。
実際のボードで言うと、
スタジオに持って行ったボードを、調整する感じですね。
お家にあるエフェクターと入れ替えたりは出来ない。
え?じゃあそれならパッチ切り替えで良くない?
と思うかもですが、パッチ切り替えでは多少なりともデータ読み込みのために音が切れる時間が発生してしまいます。
使用するエフェクターはそのまま、という制約を設けることで
音切れナシに音色変更を行えるのがスナップショット機能です。
伴奏からスムーズにソロに入りたいときとか、
複数のエフェクターを同時に操作したいときとかにめちゃくちゃ使えますね。
スナップショットモードの場合は、
本体の3つのフットスイッチはそれぞれ3つのスナップショットに対応していますが、
その状態でも、2つ同時押しすることでパッチ移動ができるので
曲中の忙しい音色切り替えはスナップショットで、
ブレイクなどの音が切れるタイミングで、次の音色に合わせたパッチに切り替える
なんて使い方で、音が切れる影響を最小限に抑えつつ
幅広い音色が使える予感です。
■タッチ対応のフットスイッチ
いや、文字だけじゃ何言ってるか良く分からないと思うんですが、
金属製のフットスイッチなので、素肌で”触れる”と反応するんですよ。
ボタンとして押さなくても。
この機能を利用して、フットスイッチのアサインなどをより簡単に設定できたりします。
地味に便利!
でも自宅で使う分には誤作動の方が多いかもw
■HXstomp内でのリアンプ可能なオーディオインターフェース
USBオーディオインターフェースとして使用した際には、
Input1/2がHXstompのOutputL/Rと対応しているのはもちろんですが
Input3/4はHXstompのBルートに対応していて別系統としてRec可能。
Input5はそのままInput(Mono)端子。Input6はReturn(Mono)、と対応していて
Input6/7はReturnL/Rと対応しているそうです。
何言ってるかわからなくなってきましたね。
公式マニュアルの解説画像です。
もうこれ見てわからなかったら諦めてください。
要するに、ドライ音とエフェクト音の同時Recが可能です。
さらに、使い方次第では、Returnの音とかも録れる気がするので、
最大4ch同時Recできるんじゃないかな。。。
そして、アウトプットも多系統用意されていて、SEND端子を使うことができるのはもちろんのこと、
Output5/6がそのままHXstompのInputとしてルーティングすることが可能なので、
HXstomp内のアンプモデルをを利用してリアンプが行えます。
マイク入力がないので、本来のリアンプとはニュアンスが異なりますが
SendReturnに実機アンプを突っ込んでやると、アンプヘッドについては実機でのリアンプも可能だと思います。
その場合は、リターン後にIRのキャビシミュとかを入れてあげると良いのでは。
4in4Outかつ、出力レベルが切り替えが可能なオーディオインターフェース
といわれると、なかなかニッチな機材に思えてきました。
ちなみに、説明書には「低レイテンシオーディオインターフェース」と書いてあったけど
僕の環境ではバッファサイズは64までしか選べませんでした。
僕のAXE I/Oは8まで下げられるぞ!すげぇなAXE I/O!
■マニュアルが結構面白い
これは気になる人は読んでみてください。公式サイトでDLできます。
さっき1部分だけ抜粋した感じで分かる通り
ところどころフレンドリーだったり、ジョークが混じったりしてます。
HXstompの不満点
買って数日で上がる不満点ってどんだけだよ
って感じだけど、それだけ期待値が高いってことです。
■やっぱエフェクト数6ブロックは足りなくない?
真面目にアンプシミュとして使いたいなら、エフェクト数6個はやはり足りない。
いや、名前からしてStompなんだから期待するなよって感じではあるけど
この価格と機能性から期待しちゃうじゃん。
僕の場合のアンシミュで音を作る際の定石パターンとして
ブースター→アンプ→キャビ2つパラレル→コンプ→EQ→リバーブ
という必勝パターンがあるんですが
見ての通り、エフェクトブロックを7つ使う必要がありますね。(キャビが2つなので)
となると、必然的に優先度の低い微調整用のEQがお役御免となります。
しかし、これでもエフェクト数は最大の6つ。
コーラスやらディレイやらを使うことは出来ないのです。
いや、うん。しょうがないのはわかってる。
これ以上やりたければHelixFloor買えって話だよね。
でもそれは大きすぎてボードに入らなああああい!!
自宅でアンプシミュとしてバリバリ使いたいと思ってる人は、
何となく妥協することになるので覚悟してください。
あとは、センドリターンで普通にコンパクトエフェクターつなげば
コンパクトエフェクターの部分はセンドリターンの1ブロックで済むので
空間系をまた別のマルチに任せるとかいう使い方もなしではないのかも。
DTM用途なら、同じ音が出るソフトウエアアンシミュのHelixNativeが4万円で買えるので
そっちの方が使いやすいかもしれない。エフェクト数制限ないし。
https://shop.line6.com/software/plug-ins/helix-native.html
ってチェックしてて気づいたんだけど
HXstomp持ってると75%Offで買えるじゃンこれ。。。買う?買うのか俺?
(半年つかって追記)
ファームウェアアップデートにより、DSPの処理能力が許す範囲でなら
最大8台までエフェクトが追加できるようになりました!!
やったね!でも正直まだ足りない!
8ブロックだと
コンプ→歪み→アンプ→キャビ→EQ→コンプ→ディレイ→リバーブ
という感じで、練習用のセットを組むと埋まっちゃうので、
モジュレーションとか入れる隙間が無いんですよね。。。
(後半のコンプとか諦めれば良いんでしょうけど)
■Legacyエフェクトの立ち位置が解りづらい
持ってない人は何のことやらって話題ですが、
HXstompには、
Helix向けに新設計されたエフェクトだけではなく、従来のM9などのStompBoxModelingに搭載されていたエフェクトも入っていて、
そうした昔のエフェクトを「Legacy」というサブカテゴリでまとめてるんですよ。
Helix向けの新エフェクトはそれぞれ「Stereo」と「Mono」のサブカテゴリに分けられます。
(※アンプとキャビはさらに別の分類が、、、)
そう、新エフェクトは「Stereo」と「Mono」ということで、ステレオ対応なのかはっきりわかるのですが
Legacyエフェクトはステレオなの?という疑問が付きまといます。
リバーブで試してみたらステレオ対応してました。
全部がステレオ対応なのかも信じ切れないところなので、ちょっとどう扱うか迷いますね。。。
HXstompの使い方のTips
買って数日で何を書く気だって感じですが、
マルチエフェクターネイティブ世代かつDTMerということで
そこら辺のギタリストよりは使いこなすのが圧倒的に早い自負があります。
ということで、
マニュアルに書いていないちょこっとしたTipsを幾つか紹介します。
キャビネットモデルのDualのステレオ仕様について
ワンブロックで2つのキャビモデルが使えるDualモード。
一見音の深みを出すためにとても便利そうに見えますが、
説明書をよく読むと思わぬ落とし穴が。
そう、各キャビの音色は左右いっぱいにパンが振られるのです。
なので、ステレオ出力でいい感じに中途半端な左右に定位させたい
みたいなことが、DualCabでは出来ません。
あと、ヘッドホンとかでそのまま聞くと、きっちり左右で違う音が出るので
なんか微妙な感じがします。
これを防ぐ一つの方法は、
後段にモノラルエフェクトを入れてしまうこと。
モノラルのエフェクトを入れると、自動的にミックスされるので
DualCabのそれぞれの音がミックスされてモノラルとなるので、定位はありませんがヘッドホンで聞く場合は自然に聞こえます。
後段にリバーブなどを薄めにかける際に、あえてモノラルを入れると聞いてて違和感のないサウンドになります。
(バッキングならあえて左右わけて音の壁にするのもアリだけど。。。)
あとは、もうDualCabはあきらめてパラレルで2つキャビを入れます。
片方をIRにしたりできるので、個人的にはこっちの方が好きです。
ミキサーブロックで、LRの定位も好きな幅に変更できます。
が、ただでさえ6個しかないエフェクトブロックの残弾が一気にのこり4つになります。
どうせアンプも入れるのでエフェクターは3つです。
Liveでアンプと卓へのライン出力を併用するもう一つの方法
良い点の紹介の際に
Send端子をサブアウトとして利用することで、
サブアウトをアンプに、メインアウトはキャビシミュも通して卓に送る。
という使用方法がマニュアルで紹介されていると言いました。
確かに、このルーティングを行った場合
メインアウトとサブアウトはそれぞれレベル設定ができるので、
サブアウトはInst出力、メインアウトはLine出力にすることで適切な信号レベルにすることができます。
が、Send端子を使うということは
手持ちのエフェクターをルーティングに組み込むことが出来なくなります。。。
ということで、
Send端子を使わずに、OutputL/Rで音色を分ける手法を紹介します。
参考にした手法:http://yuki-matsui.com/blog/2019/09/19/3417
ざっくり言ってしまうと
パラレルでAB分けた上て、合流地点でAとBパンを全開で振ってしまえば
ABそれぞれがOutputL/Rと対応するよねって手法です。
細かく説明します。
ルーティング的にはこうなります。
BルートがIRキャビネット、コンプ、リバーブをかけているため
Line出力用のルートになります。
肝となるのは、BルートがAルートに合流する部分のミキサー。
AルートはL100%でパンを振って
BルートはR100%でパンを振ります。
すると、AルートとBルートが見事にOutputL/Rと対応することになります。
あとは、OutputLをギターアンプにつないで、
OutputRを卓に送ればいいだけなのですが
注意すべきは信号レベル。
さっき言ったように、本来であればSend端子を使うことで、
信号レベルもInstとLineで分けることができるのですが
今回はOutputL/Rを使用しているため、その二つそれぞれに出力レベルを設定することはできません。
#Line6さんファームウェアアップデートで対応してくれ。。。
なので、PAの卓につなぐ場合はPAさんにお願いして楽器用DIを使用するようにしましょう。
あと、大事な注意点としては
LだけつないでしまうとモノラルになってLRミックスされてしまうので
このパッチでPA卓につながない場合もOutRにはパッチケーブルとかを差しておく必要があります。
それか、PA側をLにしておけば、Rにアンプつなげばミックスはされないはずです。たぶん。
書き終わって公開してから思い出したんですが
JC-120とかのリターン挿しで使う場合は、
JC-120側のスイッチを+4dbにするとラインレベルの入力に対応してましたね
マーシャルとかでも、Return端子のレベルを+4に設定できるタイプであれば
OutputをLineレベルに設定してしまったほうが楽かもしれないです。
そしたら、ライン出力のレベルになるのでPAにも送りやすいですね
スプリッター・ミキサーを一つのエフェクトブロックとして考える
これを理解すると、
6つしかないエフェクトブロックが 6.5個、人によっては7個に感じるかもですね。
HX Editで見ると解りやすいですが、
スプリッターはVer2.90の時点で4種類あります。
■SplitY
これは「ステレオスプリッター」とでも呼ぶべきでしょうか。
A/Bそれぞれに送る信号のパンを設定できます。
使い道としては、
入力がステレオ音源の際にA/Bそれぞれに別の信号を送ったりできます。
インプットがモノラルだとあまり意味は無いですね。
■SplitA/B
A/B各ルートに送る信号レベルのバランスを設定できます。
受ける信号レベルではないので、エフェクターのつなぎ方次第で変わってきます。
使い道としては、
入力ゲインによって挙動が変わるエフェクターの調整とかに使えなくもないですが
フットスイッチと組み合わせることで、A/Bのルートスイッチャーとして使用できます。
HX Editだと設定は簡単で
右のSplitA/Bの設定項目を「Route To」に。
Controllerで割り当てたいフットスイッチを選択すると、
初期状態でA/Bが押す度に切り替わるような状態になります。
同じフットスイッチに複数エフェクターのONOFFをアサインできるので、必要ないと思われるかもですが、
複数アサインした状態だと、各エフェクターのONOFF状態によらずに単純にそれぞれのONOFFを切り替えてしまうので、
個別にONOFFも操作しながら、両方一緒にONにしたりOFFにしたりする場合は
SplitA/Bを活用したほうが良い場合もあります。
あと、センドとリターンのエフェクトブロックをそれぞれ使うよりも
Bルートを用意してBルートにFXLoopを入れてSpliterで制御したほうがエフェクトブロック1個分節約できます
ミックスバランスとか、センドリターンを使ったうえでさらにパラレルルーティングしている場合は不可能ですが。一般的な用途であればSpliterを使用したA/Bスイッチングの方が1台分お得です。
■Split Crossover
これは、特定の周波数を基準に、それより高い音域はルートAに、低い音域はルートBに送るような分岐です。
普通に使う分にはあまり用途は無いように思えますが
深く歪ませたいけど低音がブーミーになりすぎる場合などに、
低音域のみすこしゲインを下げた歪みを入れるなどトータルバランスを考えたサウンドを作る際に有用になります。
ReverseはAに低音、Bに高音が送られるようになるスイッチです。
■Split Dynamic
これは入力信号の大小でA/Bを切り替えるという不思議なスプリッターです。
僕も使い道がイマイチ思いついていないのですが
ピッキングニュアンスでエフェクトのONOFFができるような感覚に近いので、エフェクティブなプレイをする人だと、もしかしたら足で操作するよりもうまく使いこなせるのかもしれないですね……
あとは、スレショルド以下のルートA側をミキサー側でミュートしてあげると
簡易的なノイズゲートの代わりとして使える気がします。
○エクスプレッションペダルと組み合わせる使用法
SplitA/Bは単純にAルートとBルートのバランスをとるエフェクターなので、
たとえば、Bルートをミュートするようにミキサー側で設定してあげれば
単純なミュートスイッチとなります。
フットスイッチは踏んでる間のみ稼働の「モーメンタリ/アンラッチ」モードにも設定可能なので、
キルスイッチみたいな使い方もできますね!
また、エクスプレッションペダルと組み合わせれば
ボードのどの位置にも挿入可能なボリュームペダルとしても使用できます。
全てのパラメーターがフットスイッチにアサイン可能なので、
スプリッターやミキサーを有効活用することで
A/Bスイッチャー、ノイズゲート、ボリュームペダル、ミュートスイッチ
といったエフェクターの代わりとして使用することができます。
#もちろん、単体エフェクトに比べると設定範囲が狭い&ややこしいですが
インプットセクションとアウトプットセクションのパラメーターを有効活用する
意識しない人は全く意識しなさそうですが、
インプットセクションとアウトプットセクションにも、パラメーターが存在します。
特にインプットセクションは
・ノイズゲート
・可変入力インピーダンス
の2つが設定可能なので、音作りに積極的に使用することもできます。
特に、あまり入力インピーダンスは関係ないと感じる人もいると思いますが
あえてローインピーダンスの入力インピーダンスにすることで、トーンを絞ったような音が再現できる場合もあるので、
曲中でギターのトーンを変えたい場合などに、エフェクトブロックを使用しないでトーンを変更する方法の一つとして覚えておくと有用だと思います。
アウトプットセクションはパン・ボリュームのみとなりますが
単純に出音の調節であればボリュームペダルのブロックは必要ないということですね。
(補足)じゃあなんでボリュームペダルのエフェクトがあるの?
他のエフェクターのOutputGainやMainOutのボリュームがあれば要らなくない?
と思いそうですが、
ボリュームペダル単体のエフェクトのパラメータをみると
「Curve」という項目があることに気が付きます。
このカーブは、直線(Linear)と曲線(Logarithmic)の2つが選択できるようになっていて、
ペダルの変化量と聴感上の音量変化量が一定なのは「曲線」のほうになります。
なので、よりスムーズな音量変化を行いたい場合は
ボリュームペダルのエフェクトブロックをつかうか、別途ボリュームペダルを前段に入れるとかする必要があるのです。
もちろん、俺の足のテクニックでカバーするぜ!って言うなら不要なのですが。
ボリュームペダルとしての奏法をする場合は、ボリュームペダルのエフェクトブロックが必要なのかな、と思います。
その他感想
意外とベースの音がいい感じなので、そっちの用途で役立ちそうです。
B7Kのモデリングが入っているのがイマドキ感だなーと思いながら
B7Kを2台使うとかいう豪華なパッチを組んで遊んでます。
#実機買ったらそれだけで9万円じゃん。。。
ギターのアンプシミュとしての用途では、
普段からAmplitubeとかbrainworxの高クオリティなアンプシミュを使用して宅録していたので「うわぁHXstomp音良い!最高」という感覚はなく、
「コンパクトなマルチエフェクターでここまで来たか」という感覚です。
エフェクト数の制限だったり、ルーティングの制限だったりで
ところどころ自由度が足りない感じがしているので
お家でギター弾くときに使うかどうかは気分次第といったところです。
もしかしたら、HXstomp→Amplitubeの併用スタイルになるかも。
#HelixNativeが1万円で買えることが非常に気になっていはいるが。。。
そして、まだスタジオ練習とかで音だしして使えてないので
音の良さとか使い勝手の良し悪しを感じるのはその時かなーと思います。
とりあえず、僕の望みは
メインであるBaxBangeetarを中心に添えた、汎用性の高いボード
をつくることだったので
ひとまず、満足です。
ちなみに、最安値を見つけて買った2日後に
さらに別の店で値段が落ちていて、僕は複雑な気持ちになりました。